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<プログラム2:文理選択の先に広がる未来>
第1学年ならびに保護者向け「進路指導講演会」第1部レポート
理系の仕事、文系の仕事、
そして若い人たちの主体性と好奇心。
この掛け算が、いい未来をつくっていく。

群馬県立太田女子高校

2018年9月21日(金)、1年生と保護者の方々を対象とした進路指導講演会の第1部として「保護者と一緒に考える、将来の働く自分~文理選択の先に広がる未来~」を開催しました。今回は、作家・経済ジャーナリスト・大正大学表現学部客員教授である渋谷和宏さんの講演パートと、実際に文系の仕事領域で活躍する藍原直子さん(テクノプロ・ホールディングス株式会社/M&Aを実施した海外企業の経営管理を担当)、理系領域で活躍する田村梨花さん(株式会社テクノプロ・IT社/システムエンジニア)をパネラーとするパネルディスカッションパートの2部構成で実施。太田市民会館を舞台に、これから起こる社会変化やその中で働くということについて、メッセージを送りました。

渋谷さんの講演では、タクシードライバーの人手不足問題とAI技術の発達を背景に実現が近づく“自動運転サービス”を例に文系・理系それぞれの仕事の役割を解説。ともすると躊躇したり懐疑的になったりしてしまう最新サービスに対して、意義・ルール・責任範囲をどのように設けるべきかといった社会的受容性をつくることが文系の仕事であり、子どもやお年寄りでも簡単・気軽・安全に利用できる機能を、AIやセンシング、IoTなどの最先端テクノロジーを駆使して形づくっていくことが理系の仕事である旨を説明していただきました。また、文系・理系いずれの仕事を選ぶとしても、「人を深く理解すること」が最も重要で、そのために「知的好奇心」「コミュニケーション能力」「モチベーション」を大切にし続けてほしいというメッセージが印象的でした。

文系・理系関係なく、
人を理解することの大切さを語る渋谷さん

パネルディスカッションでは、社会の第一線で活躍している藍原さんと田村さんが登壇。英語を駆使してシンガポールで活躍する藍原さんと、システムエンジニアとしても2児の母としても奮闘する田村さんを前に、最初は遠い世界の話を聞くような表情をしていた生徒・保護者のみなさんでしたが、おふたりの高校時代のお話や挫折を乗り越えていったエピソードを聞いている中でうなずきが大きくなり、徐々に姿勢が前のめりになっていったようでした。

最後に「やりたいことがまだ見つかってない人もいると思う。そういうときは自分が学校生活で嬉しかったことは何か振り返ることから始めてみると自分の“好き”が見えてくるはず」「高校の頃は想像もできなかったが、実際はみんな全く違うそれぞれの人生を歩むことになる。だからぜひ自分がワクワクすることを選んで、自分の道を楽しんでいってほしい」「やりたいことは全部やってほしい。やってみて違ったら変えればいい。遅すぎることなんてないから」という熱いメッセージを渋谷さん、藍原さん、田村さんがそれぞれ送り、ディスカッションは終了しました。

高校生の可能性の大きさを語る藍原さん
やり直すのに遅すぎることなんてないと伝える田村さん
成功・失敗含め数々の「やってみる」がキャリアをつくってきたという

入学して半年が経過した1年生とその保護者のみなさんを対象にした今回のイベント。質疑応答では「親の反対をどのように乗り越えていったのか?」という質問があがるなど、文理選択を控え葛藤を抱く生徒さんもいらっしゃるようでした。社会で働く先輩たちのざっくばらんな声が、そんな方の背中を少しでも押すことができていたら嬉しいです。

参加した保護者の方々の声

パネルディスカッションで、さまざまな意見や考えを聞けて、とても参考になりました。新入試に向けても、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度が大切で、多面的・総合的に評価される入試に変わることもよくわかりました。

第1部の講演の中で文系・理系でどんな仕事になるのか具体的な話をしていて、とてもわかりやすいと感じました。

渋谷さん・藍原さん・田村さんのお話がわかりやすく参考になりました。講演の中で渋谷さんがおっしゃったように、年末には今年嬉しかったことを書き出し、何をすることが好きなのかを子どもと一緒に見つけたいと思います。

文系が向く仕事、理系が向く仕事が、イメージしやすい良い講演だったと思います。これから子どもが直面する文理選択の前に企業の第一線で働いている方の講演を聞くことができたので、参考になりました。

高校時代の話や今の仕事に就くきっかけなど、子どもたちがいろいろ悩んでいる身近な事を話してもらえたので、とても有意義な時間を過ごせたと思いますし、これからの進路選択を考えるのに参考になったと思います。

好きなこと、やりたいことをこの貴重な高校生活でやり残しのないよう、過ごしてほしいと思いました。

インフォメーション

太田市について

太田市は群馬県南東部に位置し、人口約22万人。自動車製造を中心とした全国有数の工業都市である一方、利根川や渡良瀬川の恵みと金山・八王子丘陵の豊かな緑あふれるまちです。東京・浅草から延びる東武鉄道伊勢崎線が市内を横断する他、北関東自動車道によって関越・東北・常磐自動車道へつながるなど交通アクセスも良好で、群馬県南東部地域の中核都市として発展を続けています。「焼きそば」や「やまといも」が有名です。(産業のまちネットワーク「太田市の紹介」より)

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太田女子高校について

群馬県立太田女子高等学校、略称を太女(たじょ)と言います。 群馬県の太田市にある普通科女子校です。 創立は大正 10 年 (1921 年)と古く、 伝統ある進学校です。生徒数は1年生 280 名、 2年生 281 名、 3年生 277 名の合計 838 名(各学年7クラス)です。(平成29年度)

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保護者の方へ

2020年度から導入される「大学入学共通テスト」に象徴されるように、政治・経済・技術、そして社会が大きく変わる未来を子どもたちは生きていきます。きっと我々大人が想像さえできない未来です。正解がない・わからないからこそ、あらゆる可能性と出会い、未来を見据え、主体的に行動していけることを願っています。そして、自らの選択を自らの価値観の中で肯定できる人生を過ごしていけることを。社会人や仕事を知ることで、生徒たちが、前向きな進路(大学)選択ができるようになることを目的として我々は活動していきます。

【 主催 】FCS実行委員会
【 問い合わせ 】テクノプロ・ホールディングス株式会社
広報IR室 TEL:03-3405-9385

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