テクノプロ・グループは、お客様に安心してアウトソーシング・サービスをご利用していただくために、恒久的なコンプライアンス体制の確立を経営の重要課題とし、その適正な運営の強化と維持に取り組んでいます。コンプライアンス強化の施策として、毎週web上で受講する「コンプライアンステスト」があります。
今回は、テクノプロ・デザイン社の東京開発センターでマネジメントリーダーを勤める佐藤広和さんに、コンプライアンステストへの取り組みについてお話を聞きました。
東京開発センターには、設計グループと検証グループがあり、私は検証グループのリーダーをやらせてもらっています。現在、検証グループは26名の組織ですが、全員コンプライアンステストを受講しています。本来であれば言われなくても全員が受講することが望ましいと思いますが、習慣化するまでの経過措置として“受験管理表”を運用しています。受験したら自分でチェックを入れる方式で、水曜日に事務員の方がチェックし、未受験者には受験を促すという簡単なものですが、この運用で毎週全員が受講しています。
開発センターは受託事業ですので、派遣法に触れる機会が極端に少ないのが実情です。コンプライアンステストを通じて、知っていて当然の派遣法を習得する良いチャンスを提供してもらっていると思います。これは派遣法に限った事ではなく、安全衛生・メンタルヘルス・情報セキュリティなど何度も繰り返し目にすることで、いざと言う時には、実際に使うことができる知識になるのだと思います。こういった意味でも、コンプライアンステストはすごく良い制度だと思っています。しかし、一つ改善していただきたい点もあります。テスト後の解説は丁寧で分かりやすいのですが、テスト受験前に簡単な予習コーナーがあると、より一層身に付くのではないかと思っています。正直に言ってしまうと、テスト後の解説では、解説を読んで理解するというよりも、正解を探すという作業になりがちです・・・。
とは言うものの、もしもコンプライアンステストの制度がないと、自ら積極的に法令の勉強をしようとはなかなか思いませんので、コンプライアンステストを主管するCSR部と事前に打ち合わせしたような前向きな意見となりましたが、継続して欲しい取り組みであることは間違いありません。
(2016.07.04)