社員インタビュー

優秀な技術者とは(MVP受賞)/佐々木猛・仲本匡

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テクノプロ・IT社土浦支店チームリーダーの佐々木猛さんと横浜第二支店チームリーダーの仲本匡さんは、2015年6月期の1年間におけるテクノプロ・IT社の業績に対する貢献が認められ、8月28日に開催されたIT社8月度支店長会議でMVPとして表彰されました。
今回は受賞直後のお二人に、仕事に対する姿勢などのお話を伺いました。

MVPの受賞に「まさか自分が・・・!?」と驚く

―このたびはMVP受賞おめでとうございます。まずは、受賞の感想をおきかせください。

佐々木 多くの先輩方がいる中で自分が受賞するなんて想像もしていなかったので、受賞の連絡をいただいた時は「まさか自分が…!?」と本当に驚きました。
仲本 私も佐々木さんと同じような気持ちですね。今日、表彰式に参加し、西尾社長の中期経営計画の説明や、浅井社長のお話などを真正面の席で直接お聞きするという大変貴重な体験をさせていただいて、言葉にできないくらい感謝しています。ただ、実は緊張の連続で「人間は緊張すると本当に身動きできない状態になるんだな」という滅多にない経験もできました(笑)。

佐々木 今回の賞は決して私一人の努力や力だけではなく、一緒に仕事をしてくれているメンバーの仕事ぶりがあってこそです。だからこそ、営業の方やOM(オフィスマネージャー)やGL(グループリーダー)にも感謝し、みんなで喜びを分かち合いたいと思っています。

― 今回の受賞にも繋がった、現在担当しているお仕事について教えてください。

sasaki

佐々木 私は今、製鉄会社で利用されている汎用機の開発を担当しています。2013年10月のスタート時には私を含め2名の請負(準委任)でしたが、現在では14名を数えるチームとなりました。
仲本 私は信用金庫のシステム部で派遣技術者として働いています。外交員=営業担当の方が外回りをする時に使用する携帯端末の機種変更に伴うリプレース業務や運用サポート、社内システムの新規構築、既存システムの機能追加・改修などが仕事です。2013年8月から業務を開始し、システム部配属当初は4名、現在は11名になりました。

 

― MVP 受賞に至るまでにご苦労などはありましたか?

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仲本 現在の配属先での仕事は約4年になりますが、仕事で遭遇したトラブルは数え切れません(笑)。ただ、仲間が増える過程でいろいろな出来事があったことは特に印象深いですね・・・。例えば、ある技術者から配属初日の夜に電話がかかってきたかと思うと、「会社を辞めたいと思います」と言われ、非常にびっくりしたことがありました。私自身にリーダーとして行き届かない部分があったと反省させられましたが、今となってはそれも良い経験になりました。現在のチームのメンバーについては、対応業務の違いによって各自が得られる経験の内容に少し偏りがある状態になっているので、今後はそれぞれがどんな案件に移っても対応できるよう、皆が幅広く経験を積める体制作りを行う予定です。

佐々木 私の場合は構内請負の形で仕事をしているので進捗・品質・要員などの管理を行う必要があり、それが大変でしたね。最初に2人でスタートした仕事が14人分になるまでの過程で、技術者としての仕事以外に管理業務のボリュームがどんどん増えていき、同時に様々な問題も次々に発生しました。私自身が未熟だったためにだいぶ疲弊してしまった時期もあり、そのせいで土浦支店の皆さんや現場で一緒に働くメンバーにも負担をかけてしまった部分が多々あります。メンバーの働きやすい環境を整えるのは簡単なことではありませんが、全員が仕事に専念できて良い結果・成果に繋がる環境作りができればと思って日々模索を続けています。

仕事を進める上で重要なのは「人柄」と「ヒューマンスキル」

― お二人が考える、「仕事を進める上で大切なこと」は何でしょうか?

佐々木 技術者である以上、技術力が高いことが重要なのは間違いないのですが、我々は研究者ではないので、人並み外れた技術力を持っている必要はありません。曖昧な表現になってしまいますが、「年齢と経験に相応する技術力」があれば十分ではないでしょうか。

仲本 私も同感ですね。私たちのような仕事ではお客さまの要望を正しく引き出して課題を解決することが大切ですから、自分の技術力を必要以上に過信していると相手の言うことを正しく聞き取れなくなるおそれがあります。仮にその人が技術者として優秀だったとしても、ビジネスパーソンとしての資質には疑問符を付けざるを得ません。

佐々木 技術の面ではいくらでも別の人がフォローできますしね。私のチームでも、メンバーに一生懸命取り組む姿勢があればスキルは徐々に上がっていきますので、その部分はまったく心配していません。求めるのは、ありきたりですが「人柄とヒューマンスキル」だと思います。

仲本 まさに佐々木さんの仰るとおりで、私から付け加えることはありません!(笑)

― 「ヒューマンスキル」とは具体的にどのような能力なのでしょうか?

佐々木 私はビジネスを円滑に進められる能力だと位置づけています。私たちの仕事はお客さまの要望を聞き、課題を解決し、満足を与えるものが提供できて初めて成果となります。ただ、技術的にお客さまの要望を100%解決できるシステムが作れることはまれというのが現実です。そのためお客さまに満足を提供するには、打ち合わせや作業での態度、報告の仕方、説明の仕方など、成果物を納品するまでの作業過程こそ重要です。「できない」「無理だ」と言うばかりで結局中途半端なものを納品すれば「あの業者は二度と使わない」と言われてしまうでしょう。誠意を持って十分に説明しながら進めれば「難しい条件の中で最大限できることをやってくれた」と感謝されるかもしれません。

仲本 私の経験で言えば、最初に3名で始めた仕事は2年余りの期間で契約満了になったのですが、その後、「また仕事を依頼したい」というお話をいただいて再び仕事を続けています。これはまさに人柄やヒューマンスキルを評価していただけた実例だと自負しています。また、一緒に作業を進めるメンバー間の緊密なコミュニケーションも大切ですね。「報告・連絡・相談」は社会人であればできて当然のはずですが、上手くいかないプロジェクトは大抵、「こんなはずではなかった…」という事実が隠れているものです。こうした基本スキルこそが、実は最も大切なのです。今の私がメンバーにとって良いリーダーなのかどうか分かりませんし、一人前のリーダーと言うには自分はまだまだ未熟です。支店でもチームリーダーを務めていますが、今後は自分もリーダー研修などを受講してスキルを身につけていきたいと考えています。

― 最後に、お二人の休日の過ごし方を教えてください。

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仲本 残業で帰宅が遅くなっても会社やメンバーからのメールチェックは毎日するようにしているので、その反動からか休日は普段以上に早起きして朝から活動してますね(笑)。大型バイクに乗っているので、友人とツーリングに出かけることもあります。バイクだと東京の自宅から江ノ島まで早ければ1時間ほどで行けるので、週末に早朝から1人で出向く時もありますよ。海沿いの道をバイクにまたがって走るのは気持ちも晴れやかになってリフレッシュできます。それから、地元のソフトボールチームに所属しているので、日曜日は早朝から練習や試合で汗を流しています。あとは妻と愛犬2匹で車に乗って一緒に出掛けたり、買い物に行ったりして過ごしています。

佐々木 私はオン・オフを上手に切り替えている仲本さんとは対象的に(笑)、ついつい休み中にもメールチェックをしてしまいます。個人的には仕事とプライベートはきっち りと分けて休日くらいは好きなことをしたいんですが、なかなか思う通りにならなくて・・・。
以前は釣りに出かけることもあれば、仲本さんと同じく大型バイクでのツーリングもしていたんですが、最近はさっぱり乗らなくなり、結局車検も切れてしまいました・・・。今度車検を取り直しておきますので一緒にツーリングに行きましょう、仲本さん!

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