社員インタビュー

パパママ応援記 Vol.2 ~育児休業取得を経て~

テクノプロ・グループの育児支援制度とは?

テクノプロ・グループでは「育児休業を取得しにくい理由のひとつに挙げられている『経済的な損失』を解消すること」を目的として、2023年1月から育児休業を取得した社員に会社から支援金を支給する『パパママ育児応援金制度』を導入しました。
この制度により、育児休業の取得により減少した給与収入の全部または一部を補填することで、性別を問わず育児休業を積極的に取得できるよう、連続1か月以上の育児休業取得者に対して一律40,000円を支給します。
テクノプロ・グループでは、多様な働き方を可能にし、ワークライフバランスのさらなる向上を実現するための取組みを今後も推進していきます。

育児休業を取得してみて

今回は、2022年8月から翌年2月までの半年間、育児休業を取得されたテクノプロ・エンジニアリング社厚木支店の技術社員、井上浩平さんにお話を伺いました。

2023年1月に「パパママ育児応援金」が導入されましたが、この制度についてどう思われましたか? 率直な意見を聞かせてください。

テクノプロ・エンジニアリング社 井上さん

井上 育児休業中は何かとお金がかかるので、応援金をいただけるとありがたいですし、育時休業を取りやすくなりますね。特に休業明けの復職後しばらくの期間はお金のやりくりが一番大変でしたので助かりました。

育児休業の期間を半年間にされた理由は?

井上 今回の取得期間については、妻から「長めに取得してほしい」と提案があり、担当営業の方に相談した上で決めました。育児休業に対する国からの補助や支援内容をいろいろ調べたところ、半年間であれば休業開始前6ヵ月間の平均月給の67%(編集部注:社会保険料免除を除く)の育児休業給付金が支給されることがわかりました。それならば生活できると考えたことと、今回は2人目で、1人目の子供も自宅にいることをふまえて、制度を最大限に活用できるよう半年を上限に取得しました。

育児休業を取得するにあたって大変だったことや、不安に思うことはありましたか?

井上 育児休業の取得に際して、私の周囲では男性が育児休業を半年間にわたって取得した実績がなく、主に女性が取得するものと思っていましたので、「男性の私が取得しても良いのかな……大丈夫だろうか……」と少し不安でした。結果的には担当営業や拠点の理解もあり、男性でも半年間取得することができましたので、「育児休業を取得したい」という気持ちを伝えて、周囲の方にきちんと相談すれば問題なく取得できることが分かりました。また取得の際に、派遣先との契約をいったん終了することになり、復職した際に新たに派遣先が見つかるか心配でしたが、幸いにも休業前と同じ会社から声をかけていただき、再びお世話になることができました。

育児休業中に工夫したことや、意識していたことがあれば教えてください。

井上さんご家族

井上 妻だけに育児の負担がかかり過ぎないように、できる限り2 人で分担するよう気を付けていました。私が上の子、妻は下の子と、別々で面倒を見たりして、妻ひとりで同時に子供2人の面倒を見なくてもすむよう心がけました。また、妻の育児疲れを少しでも軽減するために、積極的に子供たちとたくさん触れ合うようにしたり、妻がひとりで外出したいと申し出た時には子供の面倒を引き受けて、こころよく送り出すようにしていました。

育児休業を取得して、よかったと感じていることを教えてください。

井上 子供の成長を近くで見られたことです。復職後に1日、一緒に居なかっただけで、「つかまり立ちができるようになった」、「もう歯が生えてきた」など、育児休業中には感じなかった変化に気づくことがあり、子供の成長速度が想像以上に速いことを実感しましたので、生まれた直後からの半年間を一緒に過ごせたことは本当に貴重な経験だったなと感じています。また、その期間を互いに知っているからこそ、今後の育て方について夫婦で一緒に考えることができた点も良かったですね。

育児関係の制度で会社に対しての要望はありますか?

井上 私の場合は、育児で分からないことがあった時にいろいろ聞いたり相談したりできる人が周りにいなかったので、社内で子育てについてやり取りできたり、情報を得ることができるコミュニティサイトなどがあると良いかもしれません。
また、男性従業員にもっと育児休業を取得するように会社側からも働きかけをしていただきたいです。そうすることで取得を考えるきっかけになるでしょうし、気持ち的にも取りやすくなるのではないでしょうか。ただ、私が取得していた半年間で会社や世の中の意識が一気に変化した印象がありますので、そういった面では環境が良くなってきているように思っています。私は半年間取得することができて満足していますので、女性だけでなく多くの男性が当たり前に「育児休業を取ります」と言える会社に、そして環境となることを期待しています。

最後に、育児休業の取得を考えている方へひとことお願いします。

井上 なによりもまず、「子供を授かったら取らない手はないよ!」と伝えたいですね。
子育てに苦労した1か月、2か月、半年の期間も、「大変だったけど楽しく過ごせたよね」という思い出話として後から振り返って共有することができますし、今後の妻との関係などを考えても、取得したことによるメリットは多いと思います。
子供の成長を間近で見るという経験は、ごく限られた期間にしかできません。大変なこともありますが、子供からはそれ以上の癒しをもらえますし、子供と一緒に体を動かすことはリフレッシュにもなるので、自分自身のためにも取得をおすすめします。

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