社員インタビュー

エンジニア・インタビュー|北原 勝之・松浦 飛闘士・蟹江 慎治


2019年7月24日(水)、テクノプロ・IT社2020年6月期7月度支店長会議の場で技術社員表彰が行われました。中期経営計画、年度ごとの事業戦略、スキルアップ計画など各種の側面を評価ポイントとして約3,500名の技術社員の中から表彰者が選出されます。今回は優秀技術社員に選出された北原勝之さん(刈谷支店)、松浦飛闘士さん(静岡支店)、蟹江慎治さん(名古屋支店)にお話を伺いました。

PROFILE

北原勝之
テクノプロ・IT社

2000年7月入社。卒業後、流通販売会社に入社。情報関係の仕事に就くことを志し、情報2種(現:情報処理技術者試験)を取得し、転職活動の中でテクノプロ・IT社の前身企業を知り入社。現在、IT社刈谷支店において※1 CDA・※2 OMとして活躍。配属先における増収・増益が評価され、昨年に引き続き2年連続で優秀技術社員賞を受賞。

松浦飛闘士
テクノプロ・IT社

2004年9月入社。卒業後、IBMを元請けとして、自動車製造システムの設計・開発業務に携わる。現在、IT社静岡支店において※2 OMとして活躍。入社以来、配属先で主に設計部品表システムの開発・サポート業務に従事。増収・増益が評価され、優秀技術社員賞を受賞。

蟹江慎治
テクノプロ・IT社

2012年10月入社。卒業後、商社の電算室でCOBOLを使った業務に就く。その後ゲーム通信機器メーカーに転職するも、過酷な就業環境に業務継続を断念し、IT社(当時は「㈱CSI」)に入社。現在は、IT社名古屋支店でチームリーダーとして配属先での業務と並行して、部内でのアドバイザーとしての実績も評価され、優秀技術社員賞を受賞。

※1 CDA:キャリアデザインアドバイザー
※2 OM:オフィスマネージャー

自分の価値を高めるためにはしっかりとした『基礎』が不可欠

―単刀直入にお聞きしますが、優秀技術者賞を受賞するためにはどんな心構えが必要でしょうか?

松浦 受賞において増収・増益が大きなポイントであることは間違いありませんが、仕事の結果として増収・増益が実現できていることが理想ですね。「テクノプロなら安心」と言ってもらえるほどの信頼を獲得するためにはどうすればよいのかを考える必要があると思います。そのためには、自分たちの『売り』を作ることがすごく大切だと考えています。
北原 私もそう思います。特に若いエンジニアのみなさんには、その『売り』を作るためにも基礎をみっちりと身に付けてもらいたいですね。どんな仕事でも配属直後は業務に関する知識がほとんどないのが普通ですが、基礎的な知識や技術の有無によってその後の伸びに格段の差が出ます。基礎知識をベースに知識とスキルを底上げしていく感じですね。街の中のビルに例えると、しっかりとした基礎なしでは大きな建物が建てられないのと同じです。
松浦 いま北原さんが「基礎」と言いましたが、そう聞くとどうしても技術的なスキルや知識に目が行きがちです。でも、それ以外にもコミュニケーション力やビジネススキルも忘れてはならない基礎なんです。技術サービスの仕事に携わる私たちは同じお客様と固定的に仕事をし続ける訳ではないですから、どこに行っても通用する基礎は必須ですね。
蟹江 ビジネススキルは本当に重要ですよね。「礼儀を守り、挨拶をする」「仕事を依頼された時に嫌な顔をしない」「期限を守る」「報告・連絡・相談をする」、そういったことは基礎中の基礎です。また、少し漠然とした言い方になりますが、「自分の価値をどこまで高められるか」という視点も大切だと思います。言われた仕事をするのは当然ですが、ただ単に言われた仕事をするだけで果たして良いのでしょうか?
派遣技術者としてはそれで十分だという考え方もあるでしょうが、「自分の価値を高める」という気持ちは持った方がいいと思いますね。

自分の価値を示すチャージが上がれば自信と責任感に繋がる

―「売りを作る」「自分の価値を高める」というお話でしたが、具体的にはどのようなことをイメージして、何に取り組めばいいでしょうか。

北原 まず、色々な技術や最新トレンドに関心を持つことが必要だと思います。また、資格取得に挑戦することもモチベーション向上につながるので、すごく良いことですね。資格を持っていることと仕事ができることとは、必ずしもイコールではありませんが、配属先が変わる時にはある程度の範囲で自分の価値を判断してもらう基準になることは間違いありません。私たちにとって、配属先が変わるということは結構ストレスになるので、そんなストレスを軽減する意味でも、資格取得は自分の価値の高め方のひとつの方法としてお勧めしたいと思います。
松浦 私自身の価値の高め方に関する考え方を言うならば、配属先のプロパーの方と同程度以上の価値のあるチャージ額で契約できるようになりたいですね。これは何も増収・増益につながるからという理由で言う訳ではありません。高いチャージを支払っていただけるのは「誰にでもできる単純作業的な仕事を任せているのではない」ということをお客様が認識している証明ですし、チャージは自分の価値の証だと考えているからなんです。チャージが高いと自分に自信が持てるようになりますし、同時に責任感のある仕事を心掛けるようになるはずです。
蟹江 松浦さんが言ったことについて、私もまさに同感です。少しきつい言い方になってしまいますが、低いチャージで仕事をする派遣技術者の代わりはいくらでもいます。でも、チャージが高くなるにつれて配属先から引き留められる率が高くなる、そんな実感がありますし、それは自分の価値が高まったからではないでしょうか。
北原 あと、若い技術者のみなさんには「自分がどのような技術者になりたいか」についてよく考えてみてほしいですね。技術は日進月歩で進歩し、世の中のニーズも刻々と変化します。自分が一度決めた理想の技術者像が時代遅れになることも当然あるでしょうが、そんな時は躊躇なく見直せばいいんです。何よりも、まず目標を持たなければ努力も工夫の方向性も明確になりません。
そして、自分自身で自分の価値を高めることができる環境を作ることが重要だという点も付け加えておきますが、「では具体的には何をすればいいんだろう?」と疑問に思ってしまう人もいるでしょう。何をすればよいのかについては設定する目標によってもずいぶん異なってくると思いますが、そんな疑問に答えるためにCDAやOM(オフィスマネージャー)、そしてリーダーたちがいるんです。ぜひ、身近な先輩技術者としてどんどん利用してほしいですね。

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