今回で4回目となる「絵本を届ける運動」。新型コロナウイルスの感染拡大により止む無く中止とした年もありましたが、「コロナ禍でもアジア地域の子供たちに絵本を届ける活動がしたい。」という従業員からの声で、2021年からは自宅で絵本作りを行っています。今回も昨年に続き自宅での作業でしたので、従業員とその家族から絵本作りの様子を届けてもらいました。
「絵本を届ける運動」とは、1981年に設立の公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が1999年から行っている運動で、日本の絵本の日本語部分の上に現地語に訳したシールを貼って、絵本が足りない地域に送り届ける活動です。シャンティ国際ボランティア会の詳細はホームページ(
絵本作り
シャンティから直接自宅に絵本が送られ、翻訳シールを指定された場所に貼ったら、専用封筒でシャンティまで返送するという形式で絵本作りを行いました。募集人数100名に対して、それを上回る応募があり、従業員からも親しまれているボランティアとなっています。昨年も参加したという人も多く、このイベントを通してお子さんの成長を感じるという声も寄せられています。
参加者の感想を紹介
今回作業した絵本は
・『はらぺこあおむし』偕成社
・『すてきなあまやどり』徳間書店
・『もうちょっともうちょっと』福音館書店
のいずれかとなります。
幼少期は「絵本を読む会」に毎週参加し、たくさんの絵本を読んでいました。今でも時々店先で気になった絵本を買って読むこともあり、自分の中で大切なものになっています。目の前の絵本1冊を、どこかの国のどこかの子どもが読んでくれることをイメージしながら作りました。
今年は高校生の息子とペットのハリネズミも一緒に作成しました!子どもたちがこの絵本をどんな思いで読んで、どんな感想を持つのか考えながら作業していました。
子どもたちに絵本が届くことをとても楽しみにしています。
昨年に続き2回目の参加となります。1回目は見たこともない文字に戸惑い、少し時間が掛かってしまいましたが今年は流れを把握していたため、スムーズに進めることができました。また今回は2歳の娘にシール貼りを手伝ってもらいました。私がはさみでカットし、その様子をじっと見つめ丁寧にシールを貼ることができました。このボランティア活動を通じ、子どもの成長を感じることができると思いますので、また機会がありましたら参加したいと思います。
絵本を届ける活動に3年連続で参加させて頂きました。毎回違った絵本が届くので、今年もわくわくして絵本の到着を待っておりました。
いつも作りながら「この絵本を読んでくれる子ども達はどんな子達かな?」とか「絵本を読んでどんな気持ちになるのかな?」と思い浮かべながら作っていましたが、今年は自分のお腹の中にいる子どもにも読み聞かせながら、夫婦一緒に絵本を完成させました。
毎年、世界の遠くにいる子ども達に幸せを届けるのが今までの楽しみでしたが、今年は違った意味でこの活動を通して身近にも幸せを届けられたような気がしております。
数年後には今度は自分の子どもと一緒に絵本を届ける活動が出来たらとまた楽しみが増えました。ありがとうございます。
初めて知る言語だったので見ていて新鮮でした。自分の名前を書くのは想像以上に難しかったです。また、絵本も初めてみる絵本だったのでストーリーを楽しみながら作業することができました。またぜひ参加してみたいです!
5歳の息子と一緒に作業しましたが、子どもでも楽しんで取り組めるボランティアとしてとても良い活動だと思いました。カンボジアってどこ?など普段しない会話ができたので良かったです。写真はシールを上手く貼れるかハラハラしているシーンです。
ラオス語の絵本づくりを娘と一緒に行いました。とても有意義な時間を過ごすことができました。次回も絵本づくりの機会がありましたら参加させていただきます。
その他にも、「カンボジアのクメール語で名前を書くのが興味深かった」、「絵本の翻訳ということでリラックスしながらボランティアに参加することができた」といった感想が寄せられ、活動を通して家族との時間を楽しんだ人が多かったようです。
参加者の様子を紹介
(2023.06.08)