東京都港区環境リサイクル支援部環境課が主催する「生物多様性みなとネットワーク」。同ネットワークは、身近な自然や地球上の自然資源を守り、未来に引き継ぐため、生物多様性に関する自主活動に取り組んでいる区民・事業者・保育施設・教育研究機関・学識経験者・ボランティア団体などが情報を共有して、お互いに連携・協働するための組織です。
また、区民と同ネットワーク会員との情報交換や交流の促進、区民への生物多様性の普及啓発を目的として「生物多様性みなとフォーラム」と題した様々なイベントが開催されています。
生物多様性みなとフォーラムの一環として、2021年1月8日(金)から1月24日(日)には、みなとバーク芝浦1階アトリウム及び喫茶前広場において「みなと生物多様性パネル展」が開催されテクノプロ・グループもパネル展示を行いました。また、1月17日(日)には、会場近くの新芝運河沿緑地とその周辺において、生きもの観察会として「運河でバードウォッチング」が開催され、テクノプロ・グループは例年通り森ビル株式会社とともに運営をお手伝いしました。
運河でバードウォッチング
ガイドを担当した森ビルの方から、木の枝葉の中にいる野鳥を見つけるには、違う動きをしている枝を見つけることがコツだと教えてもらい、参加者は、枝の動きに着目して双眼鏡をのぞき込んでいました。例年より野鳥の数が若干少ないようで、自分で探すのはちょっと手間取った様子でしたが、野鳥の居場所を教えてもらいながら、たくさんの野鳥の様子を観察することができました。
運営をサポートしたテクノプロ・ホールディングスからは、六本木ヒルズに飛来する野鳥の様子を写真を使ってご紹介しました。オオタカなどの大型の野鳥も想像以上に都心で生活していますので、上昇気流が発生するような大きなビルに目をやると思わぬ発見ができるかもしれませんね。
普段の生活の中では、あまり気にもかけない身近な野鳥の生態に触れることができ、約1時間という短い時間ではありましたが、参加した皆さんは気持ちが豊かになるひと時を過ごせたことでしょう。
(2021.01.17)