2019年6月12日(水)、東京駅隣接の鉄鋼ビルディングにて、「テクノプロ・グループ コンプライアンスセミナー2019」を開催いたしました。
毎年開催しているこのイベントは、主に雇用や労働に関連した話題について、有識者の方による講演をお届けし、最新の動向や、企業がとるべき対応等についてお客様に情報提供する場となっています。
今年は、第一芙蓉法律事務所の弁護士である木下 潮音氏、九州大学大学院経済学研究院講師の平野 琢氏をお迎えし、約70名のお客様にご参加頂いての開催となりました。
まず、テクノプロ・グループCEOの西尾がご挨拶に立ち、合わせて2020年の派遣法改正に向けての当グループの準備状況を説明しました。
続いて、「コンプライアンス違反をしない組織を作るリーダーとは?」と題し、平野先生による講演が行われました。国内外の事例分析をもとに「企業の不祥事はなぜ無くならないのか」「コンプライアンス違反が起きる3つの条件とは」「企業は従業員に対して性善説と性悪説、どちらで臨むべきか」といった実証的なお話のあと、多くの組織集団を立て直したリーダーの例として「二宮尊徳」の実像の紹介がありました。
次に、「働き方改革~改めて整理する注意すべき法改正と意識すべき問題点」と題して、木下先生の講演が行われました。働き方改革の実現のため、労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法等の改正がなされ、また来年の改正を目指して労働者派遣法に関する議論が続く中、「企業はどのような制度改定を行うべきか」「今後に向けてどのような準備や議論をしておくべきか」といった具体的な解説があり、留意や準備が不要な事項についてもアドバイスがありました。
先生方の熱のこもったお話は休憩をはさんで約3時間に及びましたが、その後行われた質疑応答でも、企業の実運用に即した具体的な質問と明確な回答が続きました。
テクノプロ・グループは今後もお客様に対して、セミナー開催や行政対応サービス等、付加価値の高いソリューションを提供して参ります。
(2019.06.13)