CSR・ボランティア活動

『2018年スペシャルオリンピックス日本 第7回夏季ナショナルゲーム・愛知』に従業員がボランティア参加

公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(以下、SON)が主催する第7回目となる夏季ナショナルゲーム(全国大会)が、2018年9月22日(土)~24日(月・祝)の3日間にわたり愛知県で開催されました。同大会の運営にあたり、SONから多くのボランティア参加の募集があり、テクノプロ・スマイルの従業員も開会式会場・閉会式会場のボランティア活動に参加しました。

スペシャルオリンピックスとは

スペシャルオリンピックスとは、知的障がいのある人たちに様々なスポーツトレーニングと競技の場を提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。1968年にケネディ財団によりアメリカで組織されたのが始まりで、現在は世界170ヶ国以上で、約500万人の知的障がいのある人(アスリート)と100万人以上のボランティアが参加しています。日本ではSONが中心になり、8,250人のアスリートが参加しています。

夏季ナショナルゲーム・愛知

SONでは夏季・冬季のナショナルゲームをそれぞれ4年に1回開催しており、今回は愛知県内の各競技会場を舞台に、13競技(テニス、ボウリング、馬術、陸上競技、フライングディスク、ゴルフ、バドミントン、バレーボール、サッカー、卓球、体操競技、バスケットボール、競泳)が行われ、大会スローガン『超える歓び。』の下に1,602名(アスリート996名、パートナー4名、コーチ役員602名)の選手団が日ごろの練習の成果を競いました。

開会式・閉会式にボランティア参加

テクノプロ・スマイルの従業員が任された活動(ジョブ)は、開会式でのメディアの受付と閉会式での総合案内で、SONのイベントにボランティアとして参加するのは初めてではありましたが、事前に詳細なボランティアマニュアルが配布されていましたので、当日は現地での集合をはじめ活動にもまごつくとことはなく、無事お手伝いをすることができました。

9月22日(土)、名古屋駅からJR東海道本線に10分ほど乗車した笠寺駅にある「日本ガイシホール」(愛知県名古屋市南区)で開会式が行われました。同ホールは著名なアーティストのコンサートにもよく使われる大きなホールで、夏季ナショナルゲームの規模の大きさをうかがい知ることが出来ます。
指定された集合場所に到着すると、集合時刻前にもかかわらず既に多くのボランティアの方々が割り振られた仕事(ジョブ)を始めていて、テクノプロ・スマイルのメンバーも早速活動を開始しました。ボランティア参加者は、スポンサー企業や地元企業の方、近隣の大学・高校・専門学校の学生や生徒など所属先や年齢も様々で、選手団の誘導、来客の受付やご案内、空港からの選手団のバス輸送など、ジョブも細かく分かれていて、スペシャルオリンピックスならではのジョブとしては、競技が行われる3日間選手団に帯同しながらサポートする「DAL(ダル)」というものもあるそうです。SONの発表によると、3日間で延べ3,802人の方がボランティアとして参加したそうです。

ボランティア受付でボランティアユニフォームのSONロゴが入ったパーカーを受け取り、持参したテクノプロキャップをかぶったら、メディア受付カウンターへ移動しメディアの方にお渡しするビブスやIDカードを確認して準備完了。
受付では、テレビカメラや三脚を担いで新聞社や放送局の腕章や身分証をつけたメディア関係の方に、黄色や青のビブスを渡しながら撮影場所や撮影時の留意点等を説明します。山のようにあったビブスやIDカードがどんどんなくなって行き、たくさんのメディアから注目されている大会であることを実感することができました。
また、1階でカウンターを構えているのは私たちが担当したメディア受付のみということもあって、「受付(報道)」の看板を掲げてはいたのですが、一般来客の方からも受付の場所をはじめ、トイレ、エレベーター、階段、駐車場、駅の方向などいろいろなことを尋ねられ、さながら総合受付の様に一つひとつお答えしたりご案内したりするうちに、メンバーもすっかり建物に詳しくなってしまいました。受付をしている時に、観客として会場に来ていたテクノプロ・グループの従業員から声を掛けてもらえたのはすごくうれしい出来事でした。

開会式が始まるとジョブも一段落。
開会式では、有森裕子理事長からの挨拶に続き、行政や自治体の方の挨拶があり、SONのドリームサポーターである安藤美姫さんからアスリートに対して激励の言葉が贈られました。アスリートの選手宣誓のあとは、GLAYのTERUさんが作った大会テーマソングが自身の生ライブで披露され大変な盛り上がりとなりました。

閉会式は、熱田神宮に程近い「名古屋国際会議場」(愛知県名古屋市熱田区)で9月24日(月・祝)に開催されました。テクノプロ・スマイルのメンバーは「総合案内」のジョブを任されていましたので、身障者用トイレやエレベーターの位置など尋ねられそうな場所などを開場前に確認を済ませていたこともあって、開会式より比較的スムーズにご案内することができました。

ボランティアを終えて

ボランティアの人数は3,802人と大変な数でしたが、実際には競技が行われる愛知県内の各会場に分かれて様々なジョブを行っていましたので、開会式・閉会式いずれもとても慌ただしく、更にたくさんの人のサポートが必要だと感じました。今回の私たちのジョブはアスリートの皆さんと直接接する機会は少なかったのですが、楽しそうなアスリートの皆さんを現場で見て、知的障がいを持つ方のスポーツイベントで微力ながらお役に立てたことは、ボランティアに参加した私たちにとっても貴重な体験となりました。

(2018.09.24)

テクノプロ・グループでは、今後もスペシャルオリンピックス日本の活動を応援して参ります。

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