クラブ・サークル活動など

岩殿山トレッキング/㈱エデルタ トレッキングクラブ

天候にも恵まれた2018年5月12日(土)、株式会社エデルタのトレッキングクラブのメンバーがJR東日本中央本線大月駅(山梨県大月市)に程近い「岩殿山」に行ってきました。同クラブは、3年ほど前に早田社長の音頭で発足した登山部でしたが、早田社長の本気登山に体力的に付いていけないメンバーが出てきたこともあり、それでは、ということでトレッキング部に改称し、現在では誰でも楽しく参加することができるトレッキングを中心に毎月1回のペースで活動しているそうです。トレッキングとは、勿論山頂に行くことも多いのですが、山頂を目指すことが目的ではなく、山に登って景色・植物・野鳥などに触れながら「山を楽しむ」というものです。

 

今回のトレッキングは、JR大月駅をスタートし、岩殿山登山道入口から山頂を目指し、山頂の城址公園で一休み。その後、天神山へ向かう途中に2カ所ある“鎖場(岩場をよじ登るため鎖が設置してある場所)”を通過し、最後に“稚児落とし”を覗き込んで、下山道から大月駅に戻るという約4時間の行程です。
下図は大月市観光協会が配布している地図で、今回のトレッキングは青と紫で示されたルートになります。
説明だけ聞くと、ちょっとした“アトラクション付きの散歩コース”の様に聞こえるかもしれませんが、実際にはなかなかハードなトレッキングです。

出典:大月市観光協会

 

大月駅スタート

中央本線大月駅前に10:30に集合し、標高360mの大月駅から標高634mの岩殿山を目指していざスタート。岩殿山は東京スカイツリーと同じ634mなんですね。

 

 

岩殿山山頂を目指し

 

 

 

 

 

 

 

鎖場を通過して稚児落としを目指す

 

 

2つ目の鎖場は、まずはロープを頼りに足場の狭い場所を通って行かなくてはなりません。切り立った岩肌を削って作った道のため、左側は距離感を失うような高さです。高所が苦手な方には、この時点で迂回路をお勧めします。そして、鎖を握って登るのは、直角に近いほどの正に崖。そんな鎖場も、トレッキングクラブのメンバーは楽しそうに意気揚々と登って行きましたが、女性参加者と同行した取材班は、メンバーと岩の反対側での再会を約束して、迷わず迂回路を選択しました。
鎖場を抜け天神山を越えると、今回のトレッキングの見どころのひとつ“稚児落とし”です。

 

 

 

下山して大月駅へ

 

 

 

下山地点からは、途中浅利川や桂川を左手に見ながら中央自動車道をくぐったりして舗装された道路を大月駅に向かいます。中央自動車道は、事故が多発していたS字カーブ部分の廃止を主な目的として、2003年に完了した上野原インターチェンジから大月ジャンクションの改築工事により、下り(名古屋方面)2本、登り(東京方面)1本の迫力ある景観を見ることができます。

 

山梨県大月市

縄文人は、富士の見える水辺近くの土地を好み、大月周辺には縄文時代中期に八ヶ岳山麓とともに国内で最も多くの縄文人が住んでいたと言われています。また、大月市によると甲州街道(国道20号線)から見える富士山は大月からが最も近く、美しく見えることから江戸の絵師・歌川広重も好み、多数の浮世絵を残しています。
現在は、大月市が富嶽12景19山として制定し、毎年富士山の写真コンテストが開催され、現在も多くの写真家が富士山の撮影に訪れているそうです。

(2018.05.14)

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