テクノプロ・グループの「社内クラブ・サークル活動サポート制度」は、従業員同士、家族、知友人、お客さまとのコミュニケーションや交流の場として、また、日頃の運動不足解消やリフレッシュを目的として2014年7月に発足しました。
テクノプロ・IT社福岡支店に拠点を置く「テクノプロ・IT 福岡RC」は主に九州を中心にさまざまなマラソン大会などに参加しています。今回は春季報告として、オンラインマラソン大会や、北陸でのボランティア活動に至るまで幅広いサークルメンバーの活動の様子をお届けします。
3月31日 ふくい桜マラソン2024(福井県福井市、坂井市)【名古屋支店 飯田さん】
今年、ついに北陸新幹線の福井・敦賀間が開業したことが大きな話題となりましたが、それに合わせて、福井県において初めての大規模都市型フルマラソン大会が開催されました。全国47都道府県で唯一マラソン空白県だった福井県で行われた「ふくい桜マラソン」には、1万3,000人を超えるランナーが参加。春の福井路を走り抜け、桜が咲き始めたコースではランナーにも沿道にも笑顔が広がったとのこと。そのマラソン大会に名古屋支店の飯田さんが挑戦しました。
コースはほぼフラットで、厚底シューズ「マジックスピード3」の反発に任せて軽快にスタート。しかし半分の距離を過ぎた頃から足がシューズに負けて上がらなってしまいました。あとは自分のペースで走って完走を目指します。
今回は福井県初のフルマラソン大会でしたが、運営の方のおかげでスムーズに参加することができました。特徴的なのは、マラソンコースが福井県のシンボルである恐竜を形どられていること。GPSで恐竜の形を描くことができます。新しい技術を取り入れた画期的な大会でした。
5月1日~6月2日 さつきラン&ウォーク2024 企業対抗戦(日本全国から参加)
「さつきラン&ウォーク2024 企業対抗戦」は、その名の通り、企業対抗型のオンラインランニングイベントです。
オンラインなので、もちろん開催場所の制限はなく、5月の1カ月間(+2日)に、参加者各自がアプリで記録した走行距離が集計される形式になっており、運動レベルに関わらず、職場同僚と一緒に参加することが可能です。
集計された記録はリアルタイムでランキングに反映され、企業別の平均歩数・平均走行距離ランキングをWEBサイトやアプリで確認することができるようになります。昨年は844法人、計25万916名が参加したとのことですが、今年はそれよりさらに多い28万人以上が参加したそうです。
IT福岡RCは第1回から毎回参加しており、今年はこれが4回目の出場です。今年は福岡支店だけでなく、熊本、名古屋、厚木から参加のメンバーも加えて過去最高の12人チームで参加することになりました。
5月1日から始まった計測期間中は社内チャットでお互いのランニングの様子やその日走った距離など連絡を取り合い、メンバーの走行距離を見て、負けてはいられないとモチベーションを上げた人もいました。
1ヶ月の大会期間はあっという間に終了し、結果はこちら。
自分で考えていた以上に走れた人も、思うように走ることができなかった人もいたと思いますが、参加しようという気持ちを持ってくれた人が年々増えており、チームも大きくなっています。IT福岡RCではメンバー募集中です!
参加者のコメント
開(福岡支店チームリーダー)
地道にコツコツ距離を稼いでいきました。5km走れるようになりましたので、最後までこのペースを維持し、走り切ることができてよかったです!
飯田(名古屋支店)
私は名古屋テレビ塔の階段を使って、毎日トレーニングがてら昇り降りしていました。他の人が距離を伸ばしていくのを横目に見ながら、マイペースに走り切りました。
播磨(福岡支店オフィスマネージャー)
2018年以来6年ぶりに70kmウォークに参加しました。夜に出発して昼前に無事完歩できましたが、とても暑くてきつかったです。これで少し自信がつきましたので、秋の行橋別府100kmウォークも頑張ろうと思います。
安岡(福岡支店チームリーダー)
今年もオンラインマラソンに参加しました。昨年ほどの結果は出せませんでしたが、運動不足解消のための良い運動になりました。来年は目標達成できるように日々の運動を頑張っていきたいと思います。
伊丹(福岡支店)
黒部名水マラソンに出場しながら記録を伸ばしていきました。今年は過去最高人数のチームで挑戦できたことを嬉しく思います。
磯道(熊本サテライト)
なかなか走る時間がとれませんでしたが、熊本城マラソンに向けてマイペースに走ることができました!
森(厚木支店)
社内サイトで知り合った福岡支店の伊丹さんにお誘いいただき、参加することになりました。このイベントへの参加により、昨年の企業走行距離を超えたいと思い、オンラインマラソン開催期間中に、東京23区内の街中ランニング、皇居ランニング、多摩川ハーフマラソン大会、20km走練習会参加などのリアルランニングイベントに参加しながら、チームに貢献できればと思いました。
途中、足を酷使しすぎて、筋肉痛と関節の炎症でランニングを辞めるか悩んだ時期もありましたが、なんとか1ヶ月間走り抜けることができました。結果は月間500kmを超えて、自己最長月間走行距離を達成することができました。月間500kmを走破したことにより、伊丹さんからは、フルマラソン大会で「サブ3※を狙える」とのお褒めの言葉をいただきました。また来年もさつきラン&ウォークのお誘いがあれば、ぜひ参加したいと思います。
参加者の様子
5月26日 第41回カーター記念黒部名水マラソン(富山県黒部市) 【福岡支店 伊丹】
大会名に「カーター記念」とついていますが、これはアメリカ第39代大統領ジミー・カーター氏に由来するものです。
黒部市にはYKK株式会社の大規模な生産拠点がありますが、大会HPの案内によると、1984年5月22日、 同社の創立50周年記念式典への出席のために本人が来市したことを記念して、第1回ジョギング大会を開催しました。
ジョギング愛好家のカーター元大統領は、当初スターターだけの予定であったところを、突然参加者と一緒にジョギングを始めたことで、沿道の市民や参加者から大きな拍手が沸き上がり、以来、毎年本人からメッセージが寄せられているそうです。
大会はハーフマラソン、3km、5km、10km、車いすの部の各部門が土日の2日間にわたって開催されており、黒部扇状地を走り抜けるフルマラソンのコースは全体的に平坦で走りやすく、黒部駅前、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅や、生地の湧水群、黒部川などを通過する見所いっぱいの内容となっています。
さらにレース終了後には運営の方の手作り名水鍋(カニまたは豚汁)や名物ます寿しがふるまわれるなど、レース以外の楽しみもあることから、ランナーから毎年高い評価を得ています。その評判を目にして、いずれ一度は行ってみたいと思ってはいたものの、やはり北陸は福岡から遠い!ということで今まで躊躇していたのですが、今年は思い切って挑戦してきました。
福岡からの空路は石川県の小松空港が至近となりますが、交通費節約のため、金曜日の終業後にまずは大阪まで空路で移動し、その後は夜行バスで富山に向かいました。富山に着いたのは、大会前日の土曜日の早朝5時です。この日は富山県を観光し、宿泊施設では同室になった人たちから大会に関係のないことまでいろいろな話を聞くことができ、楽しい時間を過ごせました。
明けて、大会当日。毎年5月下旬の開催ということで、時には30度近くまで気温が上がることもあると聞き恐れておりましたが、今年は快晴ながら空気はひんやりとしていて、日中もそこまで暑くならないという絶好のマラソン日和となりました。
初めての富山ということで、前日は調子に乗って40km近く走ってしまったせいか、いざスタートすると足がとても重く感じられ、どこまで足がもつか気にしながら進んでいきます。コース沿道からの応援は途切れ途切れという感じでしたが、多くの家で玄関先からランナーに向けてシャワーを向けてくれていて、こんな大会は初めてでした。
前半は雄大な立山連峰を前に見ながら川上に向かって走り、後半は黒部川沿いを下るというコースのため、中間点を折り返した後は自然にペースが上がります。足が重かったせいでペースを上げられなかったことが逆によかったのか、今回はいつものように30kmを過ぎてペースダウンすることもなく、私が理想とする前半より後半を速く走る、いわゆるネガティブスプリットで、後続のランナーに抜かれることもほとんどなく、最後まで応援に応えながら笑顔でゴールすることができました。
帰宅してから大会に対するランナーの評価を確認すると、今年開催された大会の中で、現時点では1位の評価となっていて、感想もいいことばかり書かれています。私としても、ランナーから毎年高い評価を得ていることを今回実感でき、また来年も行ってみたいマラソン大会の一つとなりました。
おまけ
大会に出場すると、その土地で献血することを習慣にしているのですが、今回は富山でも献血をしてきました。
6月9日 第12回飛騨高山ウルトラマラソン(岐阜県高山市)【名古屋支店 飯田】
岐阜県高山市で行われた「飛騨高山ウルトラマラソン」に出場しました。この大会は、スタート後は観光名所の古い町並みを走り、その後はアップダウンの激しい道を走るので、累積標高約2,500mという過酷なコース設定になっています。
100kmと71kmのコースが設定され、今回は全国からおよそ約3,300人がエントリーしたとのこと。私は71kmコースに参加しました。
コースの途中、下り坂でシューズの中が滑り、血豆ができてしまったため、残り6kmでシューズを交換。そこから懸命に走ったものの、制限時間にあと2分だけ足りず大変悔しい結果となってしまいました。制限時間に間に合わなかったため、完走メダルはもらえず、来年またリベンジしたいと思いました。