企業型DC(確定拠出年金*注)は少子高齢化や働き方の多様化が進む現代で、ますます関心が高くなっています。一方で、その詳細について深く理解している人はあまり多くない現状もあります。
一人ひとりが将来のライフプランを描き、長期資産形成を考えるための「TOKYO金融カンファレンス2021」が開催され、第一部となる11月5日(金)のオンライン形式によるパネルディスカッションに、テクノプロ・ホールディングス人事部の髙山がパネラーの一人として登壇しました。
「企業型DCの最新動向とあるべき姿 〜老後資産形成サポートの観点から〜」と題したパネルディスカッションでは、当グループが、従業員向けに“非集合・非対面・オンライン”で行っているDC関連情報の提供や利活用についての研修などの事例を紹介するとともに、運営管理機関として登壇した第一生命㈱の谷内氏や、コンサルタントの立場として登壇したみずほリサーチ&テクノロジーズ㈱の越栄氏とも意見交換を行いました。
「人生100年時代」「2,000万円問題」など、老後資金形成について関心が高まる中、テクノプロ・グループではその重要性に鑑み2018年1月にDC制度を導入し、今日まで制度の拡充やさまざまな方法による社員向け教育を行ってきました。
例えば、会社と従業員、又従業員同士のコミュニケーションツール「Talent CUBE」では、DC制度についての詳しい情報を発信しています。情報提供は、DC制度の仕組み・資産運用について・個人型DCとの関係・問い合わせランキング(FAQ)など、DC制度を正しく理解し自分自身に適した運用ができるよう工夫されています。
今後も継続的に、より良い制度運営の追求に努めてまいりたいと考えています。
(2021.11.05)
毎月積み立てた掛金を自分で運用し、60歳(または定年)後に受け取る制度。税制面などでさまざまなメリットがある。ただし老後資金の形成が目的のため、途中引き出しはできない。また個人ごとの運用結果によって将来もらえる金額が異なる。
会社が社員を対象に運営を行う“企業型”のほか、個人で加入するタイプの“個人型”がある(通称:iDeCo)。