テクノプロ・エンジニアリング社松本支店の有志が集まって開催されるブートキャンプ。「支店のメンバー同士が気軽に技術を教えあうことで、知識の幅を広げて技術の基礎体力作りをしよう!」そんな想いからブートキャンプは開催されています。6月22日開催の第3回はマイコン講習会でしたが、今回は2次元CAD講習会。機械系技術者の瓜さんが講師を務め、技術社員17名と支店長の合計18名が参加。ブートキャンプ開催の想いの通り、当日集まった技術者の内12名が機械は専門外。
会場となったのは、前回とおなじ長野県松本市にある「淵庵村」。淵庵村は、『「田舎 自然 香り」が感じられる村』をコンセプトに、家族で経営されているアットホームな憩いの空間で、宿泊ができゲストハウスとしても利用可能なトレーラーハウスや土蔵、ログハウス、多目的ホールなどがあり、イタリアンレストラン「ドマノマ」が併設されています。ブートキャンプは、キッチンがあり食器なども自由に使用できる多目的ホール1Fで開催しました。
第4回ブートキャンプ
今回のブートキャンプは4部制。1部と3部がCAD講習会で、2部と4部はお好み焼き・焼きそば・たこ焼き・しゃぶしゃぶなどを自分たちで作って楽しむ「焼き会」となっています。全てに参加しなくてはならないわけではなく、参加したい部だけの参加も歓迎。2部と4部の「焼き会」だけの参加もOKとのことでしたが、さすがにそこまでの勇者はいなかったようです。
2次元CAD講習会(1部、3部)
2次元CAD講習は、Auto DESK社のAUTO CAD LT 2020の30日間無料体験版をインストールして、実際にCADを操作しながら進められました。普段オフィスワークで使用する表計算ソフトや文書作成ソフトに比べるとコマンドの種類も格段に多く、作図指示も緻密にできるようになっています。CADに触るのが初めてという参加者も多く、コマンドを覚えるだけでも大変そうですが、何事も慣れということなのでしょうか。
パソコンスペック等の関係でCADソフトがインストールできない人のために、手描きで図面が理解できるカリキュラムも用意されました。一見簡単そうですが、なかなかこれが難解で、「ここが、こうだろう。あれっ、こうかな?」などと言いながら、体をよじったり、斜めから見たり、図面を回してみたりと四苦八苦。講師の瓜さんから「立体と平面の関係を把握することが大切」とのアドバイスが耳に届くと、“そうしたいのはヤマヤマなんだけど、これがなんとも・・・”と心でつぶやいたつもりが、ついつい声に出てしまって。あまり使う事がない空間把握脳を呼び出してくるのは思うほど簡単ではなく、サポートについてくれた宮本さんに検図をしてもらいながら時間が経つのも忘れて異分野技術にしばし没頭しました。
焼き会(2部)
食事はいつも自分たちで作るのが松本支店流。CAD講習が始まる前には、早くも運営担当の小林さんがキッチンで下ごしらえをする手際の良さ。今回は、たこ焼き・お好み焼き・焼きそばの豪華(?)焼き物メニューの勢ぞろい。粉もん×粉もんの組み合わせに焼きそばが加わり、万全のラインアップ。それぞれに奉行たちが現れ、ひっくり返したりくるくる転がしたり、賑やかなクッキングタイムとなりました。奉行流の方法論もあるようで、開発レビューばりの意見交換会が勃発。
和気アイアイとした1時間半の昼食タイムの締めくくりは、長野県名産シナノゴールドとサンフジを堪能。リンゴ生産量全国2位の長野県だけあって、酸味と甘みが程よく、まさに美味。これだけ食べると、レベルが上がる午後の講習がちょっとだけ心配になってしまいますが・・・。
テクノプロ・エンジニアリング社松本支店は、ブートキャンプをはじめとした勉強会なども開催している他、地域で開催されるマラソン大会などにボランティアとして、また、選手として参加したり、被災地域での復興支援活動など、業務外でもコミュニケーション活動が盛んな支店です。
(2019.11.09)