2017年8月19日、株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社で、第5回自己実現活動がキックオフされました。自己実現活動は、エンジニアが能動的にチャレンジできる環境の整備を目指し、2012年9月にその活動をスタートしました。当初は導入初年度ということもあり12名の参加でしたが、第5回となる今年度の自己実現活動には全国から121名のエンジニアが参加しました。
当日のキックオフは、テクノプロ・デザイン社本社の入居する六本木ヒルズ森タワーをハブとして、大宮・名古屋・大阪の4会場でウェブシステムを活用し同時に開催しました。社長嶋岡の講和ではじまり、自己実現活動支援対象者への認定証授与、代表者の決意表明、自己実現活動支援ルールの説明と続き、最後に全員でグループワークを通して、本日以降の自己実現活動への決意を確認して終了となりました。 支援の対象となったエンジニアは、仕事内容・経験・年齢こそ違いますが、自己実現という共通の目的意識に、始終活気のあるキックオフとなりました。
社長嶋岡の講話(要約)
嶋岡 まずは、自己実現活動に自ら手を挙げていただいた皆さんにお礼を申し上げます。
自己実現活動の歴史を少しご紹介しますと、スタートのきっかけは2009年に遡ります。リーマンショック直後のこの年、テクノプロ・デザイン社ではエンジニア全員に対して満足度調査を実施し、満足と感じる要素として、“給与”を抑えて“仕事内容”が最も多く選択されました。これを受けて「エンジニアがやりたい仕事ができる環境や成長できる環境をいかにして作るか」という命題に対して、社員全員で真摯に検討を重ねた結果、自己実現活動に解を求めることができました。
日本では労働人口が減少し、エンジニア数も減少傾向にあります。このことは取りも直さず、エンジニア一人ひとりの価値が向上していく必要があることを示していると思います。エンジニアの価値向上に向け、会社からは今後発展していく技術領域や製品群などに関する情報を皆さんに発信し続けます。ただし、強制するような意図を持って発信するわけではありません。なぜなら、自らが能動的に選択し、そこに身を置く決断をしない限りエンジニアとしての価値は簡単に上がるものでは無いと考えているからです。
今、能動的にと言いましたが、能動性は仕事でも求められる資質であることは論を俟ちません。かつてはお客様から「しっかり仕事をしてほしい」という意味の要望が多かった様に記憶していますが、最近では「提案をしてほしい」という声を多く聞くようになりました。お客様の状況を知り、課題を理解し、ソリューションを提案する。これらの行動の根底にあるのは『能動性』です。
本日キックオフに参加している皆さんはすでにハードルを一つクリアしている皆さんです。自己実現活動への参加にあたり、先輩やキャリアデザインアドバイザーとの話を通じて自ら考え、自分自身で決断して手を挙げていることこそ正に能動性だと思います。この意味でも自己実現活動を普遍的な取り組みとして行きたいと考えています。
私は、「社員の成長が会社の成長」であることに疑う余地を持っておりません。今日ここにいるエンジニアの皆さんの存在を心強く頼もしく、また大変うれしく思っています。全員の夢が実現することを願ってご挨拶とさせていただきます。
支援対象代表者の決意表明
品川支店でクライアントリーダーを務める城さんが第5回自己実現活動に参加した全国121名のエンジニアを代表して認定証を受け、決意表明では3つの約束が宣言されました。
1 本日の強い思いを忘れず必ず目標を達成。
2 達成するのは自分自身。主体的、能動的に。
3 第6回以降の自己実現活動の活性化に寄与。
グループワークの様子
自己実現活動とは
自己実現活動のコンセプトは『なりたい自分(=姿)になる』。
「エンジニアとしての価値を高めたい」「設計工程に携わりたいが、その方法がわからない」「日常業務に忙殺されスキルアップの機会が作れない」というようなエンジニアの想いに応え、研修受講・資格取得など目標達成に向けた個別最適なロードマップのトータルコーディネーションをはじめ、通信教育利用費用・資格取得受験料・技術図書購入費用などを会社が援助し、エンジニアの能動的な成長意欲へのサポートを通して、夢や目標の実現を支援する制度です。
(2017.08.19)