走るのにはちょっと暑いくらいの好天に恵まれた2017年5月14日(日)、テクノプロIT福岡ランナーズクラブ(RC)が第18回福岡グローバルアリーナリレーマラソンに参加しました。
テクノプロIT福岡RCは、九州を中心に数多くの大会に参加していて、グループの認定クラブ・サークルとなった2016年7月以降の約10ヶ月間だけでも50もの大会に参加しています。参加した大会数の多さもさることながら、陸上競技の知識が無い者にとっては、こんなに多くの大会が開催されていることに驚かされます。昨年の第17回福岡グローバルアリーナリレーマラソンにも参加し総合93位でした。今回は、サークルキャプテンの伊丹、メンバーの谷口、馬場に加え、テクノプロ・ホールディングス広報IR部の土井が飛び入り参加し、昨年を上回る成績を目指して4名での挑戦となりました。
福岡グローバルアリーナリレーマラソン概要
会場 | 福岡県宗像市吉留 グローバルアリーナ |
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大会ルール | 4人~10人でチームを組み、1周2kmの周回コースを21週+195mのタスキリレー 1人最低1周以上を走れば、 各人の周回数や交替回数に制限は無いが、制限時間は4時間 |
募集チーム | 250チーム(当日参加は212チーム) 一般、女子、男女混合、小学生、中学生、高校生、ファミリー、職場仲間、マスターズ ※テクノプロIT福岡RCは職場仲間クラスにエントリー |
成績・結果 | 参加チーム全体の総合順位と各クラス別の順位を競う |
コース | 1周2kmとは言え、トラック以外はアップダウンの多いランナー泣かせのコース設定 |
昨年の成績を上回る61位でフィニッシュ
11:00の号砲とともに、参加212チームが一斉にスタート。第1ランナーはキャプテンの伊丹。
快調に2kmを周回し、30位前後で第2ランナーの土井へタスキリレー。タスキを受けた土井が程よく抜かれて(笑)、第3ランナーの谷口にタスキを渡す時点では60位前後に順位を下げるが、谷口が力走を見せ第4ランナーの馬場へタスキを渡し、4人が1回ずつ走り終わった段階での順位は55位前後。(レース中はリアルタイム順位が発表されていましたが、その場で記録しなかったため、正確な順位は最終順位しか把握できませんでした。失敗!)
当初この順番で交替しながら1人5周担当して42.195kmを走破する計画でしたが、2順目で早くも土井の1回休みが飛び出し、実質的には序盤から3名での戦いとなりました。途中、走る順番を変えたりしながら無事完走し、最後は、全員で一緒にゴール!。
タイムは3時間10分、総合61位(212チーム)、職場仲間クラスでは18位(54チーム)で、昨年の成績総合93位を上回ることができました。
総合1位は、42.195kmを2時間10分11秒で走りきった“☆ladderflat☆”で、なんと3連覇達成です。1位のチームが駆け抜ける様子は、正に全力疾走の様相でしたので、どんな記録が出るのか楽しみにしていたのですが、終わってみると一流マラソン選手が一人で走る時間とほぼ同じ。という事は、一流選手はハイレベルのアマチュアが2kmで交代しながら全力で走るのと同じようなスピードで42.195kmを1人で走りきってしまうという事なんですね。あらためて、すごい!
テクノプロIT福岡RCメンバーの活躍
伊丹さんは、本格的に長距離をやっていただけあり走る姿も堂にいっており、趣味で長距離を始めた多くのランナーとは一線を画すスピードで流石です。下の写真を見ると、よくテレビで見るような走り方ですよね。谷口さんは、5年程前に、草野球で折角クリーンヒットを打ったのに足がもつれて、まともに2塁まで走れなかった事がきっかけで走り始めたそうです。走りはとにかく力強い。そして、馬場さんは、走り方・スピード・表情どれをとっても冷静・沈着なジェントル走り。
始終快走を見せた伊丹さん
マラソン仲間を見つけて余裕の谷口さん。走りは力強い
走る姿がジェントルな馬場さん
ある意味、一番楽しんだ土井さん。2周しか走らなかったのに「2周目は楽だった!」と余裕のコメント
過去のテクノプロIT福岡RCの顕著な成績(抜粋)
キャプテンの伊丹さんは、高校時代は長距離の選手でしたが、記録を追い続ける競技に面白みを感じなくなり、卒業と同時に陸上をやめ長い間遠ざかっていたのですが、2015年に再開し、いまでは楽しみながらいろいろな大会に参加しているそうです。少し練習をすればフルマラソンを3時間は普通に切る事ができるとは言っていましたが、そうするとまた記録を追いかけるキツイレースをする事になってしまうので、時間はあまり気にしないで走ることを楽しんでいるそうです。
折角なので、最近参加した大会の内、顕著な成績のものを紹介します。
・2016.10.23 第14回あさぎり町球磨川マラソン大会 10km/40才代 [伊丹/優勝]
・2016.10.30 第11回長島トライジョギング 10km/40才~59才 [伊丹/準優勝]
・2016.11.27 九州森林スポーツフェスタ2016 inささぐり 11.2km/40才以上 [伊丹/優勝]
・2017.01.15 第11回大分うみたまごシーサイドマラソン 10km/40才代 [伊丹/準優勝]
・2017.01.22 第42回春日市走ろう大会 10km [伊丹/3位] 2.2km [佐藤/3位]
・2017.02.12 みやま市清水山ロードレース大会 10.7km/40才代 [伊丹/3位]
・2017.03.05 第38回那珂川町走ろう大会 10km/40才~54才 [伊丹/優勝]
・2017.03.12 第24回ちっごマラソン大会 ハーフ/40才~59才 [伊丹/準優勝]
これ以外にも上位フィニッシュの大会が数々あって、楽しくやってこの成績とは“恐るべし、テクノプロIT福岡RC”という感じですね。
福岡県宗像市の紹介
宗像市は、福岡市と北九州市の中間にあって、中国や朝鮮に最も近いため古代から貿易で繁栄した地域であり、また、貿易を通して進んだ文化を受け入れる窓口として重要な位置付けの地域でした。世界遺産候補の沖ノ島も宗像市に含まれ、海上安全や交通安全の守護神とされる宗像大社があります。日本最古の歴史書とされる「日本書紀」には、『歴代天皇のまつりごとを助け、丁重な祭祀を受けられよ』との天照大神の言葉により、三女神がこの宗像におりて、まつられるようになったことが記されています。また、戦国時代には宗像大社の大宮司宗像氏貞が有力な大名として他の大名の侵略から護った地域ですが、山田事件と称される宗像氏の一連の内紛で侍女などが次々と惨殺されたことから、怪談話が多いことでも有名な土地です。
(2017.05.15)