(がまだすばい!とは熊本の方言で「頑張ろう!」という意味です。)
皆さんは熊本県北部阿蘇山の西側に位置する「西原村」をご存知でしょうか。
阿蘇くまもと空港から車で約15分のところに位置する人口7,070人、2,530世帯の小さな村です。
(例えば東京都23区で一番少ない人口でも千代田区の58,344人。)
春は、標高1,095mの俵山の一面を野焼きするイベント「山の神祭り」が有名であり、秋は50万本のコスモスが咲く、自然豊かな村でも知られています。
水を飲むと病が治るとの言い伝えがある揺ヶ池(通称:お池さん)は県外から観光客が訪れるほど、人気の観光スポットです。
2016年4月14日に発生した熊本地震では西原村も大変な被害を受けました。地震発生直後から多くの方が熊本、大分でボランティア活動を行っていますが、公共交通機関ではなかなか行きにくい地域も沢山あり、地震発生から約半年が経過した現在でもまだ復旧が追いつかないのが現状です。西原村もそんな地域の一つで、村のいたるところで家屋の全壊・半壊、また瓦礫がそのまま残っている状態です。ご年配の方も多く、自分たちで作業をすることが困難な人たちがたくさん住まれています。
2016年9月24日(土)テクノプロ・デザイン社広島支店有志6名で、西原村でのボランティア活動に参加しました。
8:30 | 受付(駐車場は西原村役場、ボランティアセンターまで徒歩3分) 熊本市内から西原村役場まで車で約50分 |
8:30~ | オリエンテーション 西原村の現状や、お手伝いをする上での注意事項などの説明を受けました。 |
8:35~ | マッチング ここで、当日行う作業が決まります。 6名は自動車工場解体前の部品や家財の運び出し・解体・ゴミの分別・積み込み 廃棄場への運搬補助などを行うことになりました。 |
8:45~ | 現地まで移動→作業→ 移動(ボランティアセンターに帰還) 今回は、岐阜・福井・佐賀の方々と11名のチーム編成で、 ボランティアセンター駐在の3名の方を含めて、計14名での作業。 自動車部品や工具類が多く、廃棄ゴミの分別が大変でした。 廃棄場の様子↓ |
15:00~ | 作業完了報告 作業の進捗状況報告及び、今後の作業に向けての不足品確認など。 |
15:30 | 終了 |
~西原村ボランティアセンターにて撮影~
■参加メンバーより
ボランティア活動は、本来誰かから言われて参加するものではないですし、活動を宣伝するようなものでもないと思いますが、今回伺った西原村をはじめボランティアの手が必要な地域が多く存在する事実を知っていただけたら幸いです。被災地では人の手でしかできない作業が沢山あります。西原村に限らず、現地に行って復旧作業に時間と体力を貸してあげて欲しいと思います。
西原村HP:https://www.vill.nishihara.kumamoto.jp/top.html
■今後、ボランティアを考えている方へ
・ボランティア保険(天災プラン)があるのをご存知ですか。
ボランティアをされる際は、想像以上に足場が悪かったり、予測できないことが起こることもありますので、保険への加入をおすすめします。
加入期間は2016年4月~2017年3月までとなっています。途中加入でも2017年3月までになりますのでご注意ください。
加入した場合、現地へ向かうまでのケガ等も保障されますので安心ですよ。
https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/front/top.php
・災害派遣従事車両証明書取得で高速料金が免除されます。
熊本の災害ボランティアに関しては現時点で2016年11月30日まで適用されます。
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(2016.09.24)