クラブ・サークル活動など

「第40回 いぶすき菜の花マラソン」/テクノプロ・IT 福岡RC


テクノプロ・グループの「社内クラブ・サークル活動サポート制度」は、従業員同士、家族、知友人、お客さまとのコミュニケーションや交流の場として、また、日頃の運動不足解消やリフレッシュを目的として2014年7月に発足しました。

その中でも特に活動が盛んなテクノプロ・IT社福岡支店に拠点を置く「テクノプロ・IT 福岡RC」。主に九州を中心に毎週のようにさまざまなマラソンなどに参加しています。猛威を振るったコロナ禍が落ち着くにつれて、次第に九州各地でもマラソン大会が以前のように再開され始めています。
「テクノプロ・IT 福岡RC」のサークルリーダーである伊丹さんも、しばらく続いたコロナ禍の自粛ムードでやる気がなくなり落ち込み気味だった毎日から次第に立ち直ってきたようです。2022年12月まで3か月連続でマラソン大会のレポートが寄せられていましたが、今年も新年早々にマラソン大会参加のレポートが届きました。今回はコロナ禍で中止されていた指宿のフルマラソン大会が3年ぶりに開催されたとのことで、1月8日に鹿児島県指宿市で行われた「第40回 いぶすき菜の花マラソン」に参加されたそうです。

鹿児島県指宿(いぶすき)市について

指宿市は鹿児島市中心部から南へ約50km、薩摩半島の南東端に位置しています。中央部にある九州最大のカルデラ湖である池田湖には、体長2mの大うなぎが棲息し、さらに幻の怪獣「イッシー」がいるとかいないとか。
一方、市の南西部、薩摩半島の最南端には日本百名山の一つである標高924mの開聞岳があり、その美しい姿から、別名薩摩富士とも呼ばれ、指宿のシンボルとなっています。
ご存じの方も多いと思いますが、指宿は温泉で有名で、市内どこでも1m掘ればお湯が湧き出ると言われているそうです。特に有名となっているのが砂風呂で、海岸に温泉が流れ出るところがあり、これを利用した日本唯一の天然砂蒸し温泉があります。

 

※ここからは伊丹レポーターがお届けします。

「早春の指宿路を駆ける、1年で最も早く開催される公認の市民マラソン大会」をキャッチフレーズとするいぶすき菜の花マラソンは、私がまだ本格的に走り始める前から参加していた思い入れのある大会の一つです。
初めて参加したのはもう20年前の2002年ですが、その時の第21回大会の完走証は今も手元に残っています。当時は今と違って普段まったく走っていないのに、気まぐれで参加していたものですから、途中で手足がしびれて動かなくなり、時には歩いたりもして、最後は青色吐息になりながら4時間半かけてやっとのゴールというような結果でした。他にも、エイドで町内のお知り合いの方に思いがけず出会ったり、ゴールを目前にしてこちらは今にも倒れそうになりながら一歩一歩必死に歩を進めているのに、その横をタイガーマスクの仮装をした人や、明らかに自分よりも年上の方に軽々と追い抜かされた時の悔しさを今も忘れられないなど、たくさんの思い出があります。

それはさておき、開催場所が九州最南端の指宿ですので、福岡からでも現地まで5時間ほどかかります。走るからにはベストの状態で走りたいので、当日の朝出発して…というわけにはいかず、前日の土曜日に出発です。
鹿児島といえば、桜島!というわけで、鹿児島観光のついでに桜島をバックに写真を撮ってから会場入りし、そのまま車中泊で一夜を過ごしました。
私の後ろに見える山が桜島で、この日は噴火の煙は見えませんでしたが、頻繁に噴火しているので、鹿児島の天気予報では桜島上空の風向きも合わせて報じられます。

スタート地点。大会ゲストの瀬古利彦さんの激励が印象的でした

明けて大会当日、前日は曇りがちの肌寒い一日でしたが、この日の指宿の空は快晴で、雲一つ見えません。予報でも日中は16度まで気温が上昇するとのことで、絶好のランニング日和となりました。
かつてこの大会は、最も参加者の多い年は2万人近くの人が集まっていましたが、今回は他の大会と同じように参加費値上げなどの影響のせいか、エントリー者数は定員の1万人にも届きませんでした。それでも、決して交通の便がいいとは言えない九州のはしに、九州外からも含めて8,000名もの人が集まることは、この大会の良さを物語っていると思います。
9時スタートのため、スタート地点への集合は8時半となっています。受付や身支度を済ませたところで時間になったので行ってみると、参加者が減ったためか、待機場所は写真のようにガラガラです。都市マラソンだと、少しでもいいタイムを狙おうと、混んでいる中を無理にかき分けて前に行こうとする人も珍しくないのですが、そうしたことも無く、のんびりした雰囲気の中で、いよいよスタートとなりました。

下り坂の後はすぐに上り坂になっています

開聞岳が前に見えてきました

菜の花マラソンは日本陸連公認で、オリンピック出場選手を選抜するMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)対象の大会の一つとはなっているのですが、コースは最大標高差が100mもあり、序盤に大きな上り坂が続いた後も、ゴールまで大小のアップダウンが連続するなど、ベストタイムを狙うには厳しい条件となっています。

それでも、7.5km地点から2.5kmごとに14カ所のエイドステーションが設置されている他に、私設エイドが多数設置されていて、ランナーにとって心強い存在となっています。私設エイドはこの大会の特色の一つで、以前は焼酎もふるまわれていましたが、さすがにマラソン中にアルコールはまずいということで、残念ながら今はなくなっています。(フランスではワイン飲み放題のフルマラソンもあるのですが)
今回はコロナの影響により私設エイドは申請制となったため、数も減ったようですが、噂のカツオの腹側焼きを初めて頂くことができました。(指宿は温泉だけでなくカツオの水揚げも盛んなのです)

開聞岳と池田湖とたくさん咲いた菜の花がランナーの目を楽しませてくれます

開聞岳はもうすぐそこです

肝心の私のマラソンの様子ですが、スタートしてそのまま周りの大勢のランナーたちと一緒に走り出しました。足取りは軽く、今日は調子がいいようです。しばらく走ると遠くに開聞岳が見えてきます。中間点くらいまでは開聞岳に向かって走るので、写真でも山の姿がだんだん大きくなってきているのが分かると思います。

目の前の岬をこえる道が最後の上り坂

T字路を左折すると指宿の温泉街に入り、その先にある陸上競技場がゴール

11月のおかやまマラソンではスタートから快調に走りすぎ、30kmで足が動かなくなったことの反省から、今回はとにかく前半はスピードを抑えて、水分も適度に摂りながら走り続けます。
中間点を超えてから、同じようなペースの人と抜いたり抜かされたりしつつ走っていると、今の距離が分からなくなってしまいました。疲れ具合からまだ25kmくらいかと思っていたら、現れたのはなんと35kmの看板です。どうやら今回は最後までペースを保ったまま走り続けられそうだと安心した反面、沿道からたくさんの応援をもらって楽しく走れているのにもう終わりかと少し残念な気持ちになりました。

昔は体力を使い切ってヒイヒイ言いながら登っていた最後の上り坂も、それほど苦労せずに通過することができ、いよいよ残すところあと5kmほどとなりました。おかやまマラソンでは最後はペースダウンしてしまって抜かれる一方の悔しい展開でしたが、今回はまだまだ走れたので、ここからスパートをかけて、さらに前のランナーを10人ほど追い抜き、そのまま無事ゴールすることができました。

ゴール後は大会で用意されている、おにぎり、うどん(またはそば)、ぜんざい、大きなふかしサツマイモ2つ、それに指宿山川産の鰹本枯節をたっぷり使った「茶節」を頂きました。(このように一人で食べきれないほどのおもてなしもこの大会の人気の理由の一つです)
今回はゴール後に発行される完走証がなかったので、その場では正確なタイムと順位は分かりませんでしたが、後で確認してみると、3時間6分で4年前に出場したときとほぼ同じ記録でした。順位は参加者数が減少した分前回より上がっており、全体では8,117人中73位、年代別では1,519人中11位と、思っていたよりずいぶん良い成績で、とても充実感のある大会となりました。
コロナ禍前と比べると体力が落ちてしまい、テンションも下がり気味の日々が続いていましたが、また3時間以内の完走目指して、仕事もランニングも頑張ろうと気持ちを新たにできた大会でした。

写真のお風呂は天保2年(1831年)に設けられたという殿様湯です。マラソンの汗を流すのに最適で、テレビ番組でも取り上げられる有名スポットですので、指宿市にお立ち寄りの際は是非行ってみてはいかがでしょうか。

(2023.1.11)

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