テクノプロ・ホールディングス株式会社の特例子会社として障がい者雇用を推進しているテクノプロ・スマイルに所属する大野達也(おおの たつや)さんが、2022年6月25日(土)に開催された「第20回三重県障害者技能競技大会」の「パソコン表計算部門」において優秀賞を獲得しました。
アビリンピックとは
「アビリンピック」(ABILYMPICS)は、「アビリティ」(ABILITY:能力)と「オリンピック」(OLYMPICS)を合わせたもので、障害のある方々が日頃職場などで培った技能を競う大会です。企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催されています。競技種目は、機械CAD、建築CAD、電子機器組立などの技術種目を始め、製品パッキングやビルクリーニングなど様々な分野でのエントリーが可能で、その数25種目にのぼります。(参照:Abilympics.jp https://abilympics.jp/)
テクノプロ・スマイルではどのような業務を担当していますか?
大野 テクノプロ・グループの従業員や人事情報の入力業務をしています。また、会議や対談等の音源を聞いて文字起こしする業務にも携わっています。表計算は業務で使っていますので、今回の大会は日頃の成果を発揮する場所として臨みました。
今回の大会で優秀賞を獲得できた秘訣やご感想を教えてください。
大野 今回はパソコン表計算部門に出場しましたが、実は2019年にもパソコン文書作成部門で全国大会に出場した経験があります。その際は残念ながら入賞することができず、制限時間内にもっと速いスピードで文書を作成する必要があると痛感しました。表計算においても1か所間違えてしまうと、連鎖して全体のミスにつながってしまうので、一問一問丁寧に解く必要がありますが、その上で速度を維持することも必要なので、正確さとスピードの両面に気を配りながら練習を重ねてきました。今回優秀賞が獲得できたのは、そうした努力が実を結んだ結果だと思っています。
また障害者技能競技大会は競い合う場でもありますが、一つのイベント・交流会のような雰囲気もありますので、楽しみながら参加することができたのもよかったです。
11月の全国大会に向けての意気込みを教えてください。
大野 コロナ禍で以前のように大勢の人を集めることが難しい中、感染拡大に十分配慮しながら大会を開催していただいていることに感謝しています。全国大会では優れた選手と競い合えることや、地方の大会では見ることのできない部門を観戦することができるので今から楽しみです。また全国大会に向けてさらに練習を積むことは、日常の業務に対しても励みになります。自分の実力が全国大会でどの程度通用するのか不安もありますが、しっかりと準備をして挑みたいと思っています。
大野さんは2022年11月4日~6日に幕張メッセにて開催される「第42回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」の「表計算」部門に出場予定です。地方大会に引き続き、日々の努力の成果が発揮できるよう祈っております。
第42回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)の詳細はこちら
https://abilympics.jp/images/dl/0303/2022AP_Overview.pdf
(2022.07.15)