CSR・ボランティア活動

家族で参加「絵本を届ける運動」(2022)

今回で3回目となる「絵本を届ける運動」。2019年は、ファミリーディと題してグループの本社が入居する六本木ヒルズに従業員のお子さんを招待して、家族で絵本を作ってから、職場を覗いたり、名刺交換をしたり、最後に六本木ヒルズを探索、とボランティアをしながら楽しい1日を過ごしました。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により止む無く中止としましたが、「コロナ禍でもアジア地域の子供たちに絵本を届ける活動がしたい。」という従業員からの声で、2021年は自宅で絵本作りを行いました。今回も昨年に続き自宅での作業でしたので、従業員とその家族から絵本作りの様子を届けてもらいました。

写真提供:公益社団法人シャンティ国際ボランティア(©Yoshifumi Kawabata)

「絵本を届ける運動」とは、1981年に設立の公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が1999年から行っている運動で、日本の絵本の日本語部分の上に現地語に訳したシールを貼って、絵本が足りない地域に送り届ける活動です。
シャンティ国際ボランティア会の詳細はホームページ(https://sva.or.jp/)をご覧ください。

絵本作り

シャンティから直接自宅に絵本が送られ、翻訳シールを指定された場所に貼ったら、専用封筒でシャンティまで返送するという形式で絵本作りを行いました。募集人数100名に対して、それを上回る応募があり、従業員からも親しまれているボランティアとなっています。昨年も参加したという人も多く、このイベントを通してお子さんの成長を感じるという声も寄せられています。

参加者の感想を紹介

今回、作業した絵本は
・『オリバーくん』(ほるぷ出版)ロバート・クラウス ぶん/J・アルエゴ,A・デュウェイ え/はせがわ しろう やく
・『かなしみがやってきたら きみは』(ほるぷ出版)エヴァ・イーランド作 いとうひろみ訳
のいずれかとなります。

去年も小学生(6年)の長男がやってくれましたが、今年も喜んでやってくれました。「こんなボランティアやってるって、母ちゃんの会社いい会社だね」と。

 

 

絵本を楽しみに待っていてくれているアジアの子供達の笑顔を想像しながら夫婦で作業しました。大人になると絵本に触れる機会は少ないですね。手元に届いた絵本を読んだ時、話の結末に「え?こんな終わり方?」みたいな新鮮な驚きがありついつい絵本を楽しんでしまいました。作者から子供や親へのメッセージをあれこれ推測して、単に作業するだけでない楽しさがこの活動を通じて感じられました。同じようなわくわくした気持ちをこの絵本を受け取った子供達も感じてくれたら良いなと思いました。

 

世界の子供たちに対して何かできることはないかとの思いから、昨年に引き続き参加させて頂きました。今年は、ニュースで何も持たずに逃げるウクライナの子供たちの映像を目にすることも多く、ウクライナの子供たちに届くものではないかも知れませんが、改めて「自分ができることは何か」、「少しでも平和な世の中になってほしい」と考えながら作業しました。コロナ禍で人と接するボランティア活動が困難な中、在宅でできるボランティア活動に関われたことに感謝しています。

 

 

 

小2の息子と一緒に絵本を作成しました。翻訳シールはビルマ語でしたが、まずは見たこともない文字に息子は「なに、これ!こんな文字があるんだ!」と大興奮!翻訳シールを貼りながら、名前練習用のあいうえお表と見比べては、「これはこの文字、これは似ているけどちょっと違う」などと言いながら楽しくシールを貼ってくれました。作業は子どもでも簡単にでき、息子と楽しくお話ししながら作業を進められました。
ビルマ語に興味を持ったようで、作業が終わってからスマホで発音を調べていました。

 

以前から絵本の読み聞かせボランティアの活動をしており、コロナ禍でもボランティアができないかと考えていた折に、絵本作りのボランティア募集を目にしてすぐに申込みました。
初めての絵本と、見知らぬ言語と出会うことができた良い機会となりました。
絵本作りのボランティアは、会社としては小さな活動かもしれませんが、社会貢献活動へ取り組めることは素晴らしい事だなと感じております。企業の活動が社会貢献につながり、そのことが自社の理念や事業方針に表現されているという事が、一人の働く従業員として安心できますし、新たなモチベーションにも繋がりました。今回は個人での参加となりましたが、次回があれば職場のメンバーも巻き込んで参加出来たらなと感じております。

妻も息子も楽しんで協力してくれました。絵本も楽しめ、初めて目にする文字に触れ、貴重な経験をさせて頂きました。子供でも参加でき、異なる言語に触れることができる素晴らしい活動だと思いますので、また実施して頂きたいと思います。

・高校3年生の末娘と2人で一緒にシール貼りをしました。娘とは中々話しする機会も無いので、SDGsをきっかけに久しぶりにゆっくりと会話することができました。彼女にとってはコロナ禍での高校入学で、クラスメートのマスクを取った顔も見た事なく、クラス全員と会った事もなく人との繋がりが少ない中で、誰かの役に立てるという事を喜んでいる様子でした。

参加者の様子を紹介

(2022.06.10)

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