2021年2月4日(水)、群馬県が主催し、群馬県内在住のテレワークに関心のある障がい者やその家族、障害者就業・生活支援センターや就労移行・継続支援事業所、特別支援学校の職員の方々を対象に、「テレワークで働きたい障害者のための企業採用説明会」が開催されました。
説明会には、テレワークで障がい者を雇用している企業として、株式会社あなぶきパートナー九州、ジョブサポートパワー株式会社とともに株式会社テクノプロ・スマイルも参加し、募集内容や雇用条件、求める人材などについて詳しく紹介しました。
障がい者をテレワーク勤務で雇用している企業による説明会が開かれるのは、群馬県では初めてとのことですが、障がいを持つ方の個別事情に配慮し、またコロナ禍ということもありZoomウェビナーを通しての開催となりました。
説明会冒頭、主催者である群馬県産業経済部労働政策課長の高澤延之氏より、説明会開催の趣旨や目的が伝えられ、その後、株式会社テレワークマネジメントの倉持利恵氏からは、「テレワークという働き方」の説明の中で、今回の説明会は、会社の従業員として働くテレワークの話のため、パソコンなど仕事に必要なツールは原則会社から支給される一方で、自由気ままに働くことができるわけではないことが丁寧に説明されました。また、同氏は『テレワークはパソコンを使ってする仕事に限定されるようですが、実は様々な業種や職種へ広がっていて、個別特有の事情を持つ障害者も全国でたくさんテレワークで働いています。』と話します。最後に、テレワークで働くことを考えている参加者に対して、『就職することが目的ではなく、就職したあと長く安定的に働くことが大切です。』と、メッセージが贈られました。
参加企業からの説明では、実際にテレワークで働く障がいを持つ方もZoomで参加しながら、求める人材や業務概要、1日の流れ、仕事をする上での工夫や注意などが紹介されました。
説明終了後、チャットを使って質問が受け付けられ、週5日未満の就業の可否、短時間勤務の可否、視覚障害者の就業可否と仕事内容、実際の給与と昇給の事例、未経験者応募の有無、面接の方法、応募書類についてなど、さまざまな質問がありました。
説明会などでは、質問が一つも出ないという光景を良く目にしますが、チャットを活用したことで、質問がしやすく、より一層意味のある説明会になった様です。
テクノプロ・ホールディングス株式会社の特例子会社のテクノプロ・スマイルでは、322人の障がいを持つ方を雇用し、通勤形式で就業することができるサービスセンターを全国に5か所(札幌市・東京都港区・東京都練馬区・神奈川県横浜市・福岡市)に保有する他、出勤形式での就業が困難な従業員が活躍できるようサテライトオフィスやテレワーク制度を積極的に導入し、個別の特性や事情に合ったかたちで無理なく社会参加ができるよう、制度や設備の充実を推進しています。
2019年2月には、厚生労働省の「障害者のサテライトオフィス勤務導入推進事業」において、モデル企業としてサテライトオフィスの運用マニュアルの整備に参画し、また、2019年7月には、練馬区および社会福祉法人練馬区社会福祉協議会との三者間で「協働ネットワークによる障害者雇用促進に関する協定」を締結しました。
引き続き、障がいを持つ方々に社会参加と活躍の場をご提供しまいります。
お問合せ:saiyo-smile@technopro.com
Tel:070-7464-8556(担当:原)、070-7464-3264(担当:坂口)
(2021.02.04)