テクノプロ・グループの「社内クラブ・サークル活動サポート制度」は、従業員同士、家族、知友人、お客様とのコミュニケーションや交流の活性化、日頃の運動不足の解消やリフレッシュを目的として2014年7月に20団体318人でスタートし、5年が経過した2019年6月では93団体1,824人と活動の輪が広がっています。
クラブ・サークルの中でもトップクラスの活動量と内容を誇る『テクノプロ・IT福岡RC』。サークルの主要メンバーは一年を通して多くのマラソン大会に参加し、また、定期的にサークルメンバーが集まってリレーマラソンに出場するなど活発に活動を続けています。今回は、リーダーの伊丹さんから2019年11月10日(日)に岡山市で開催された「おかやまマラソン2019」に出場した時の様子が届きました。
おかやまマラソン
今年で5回目の節目を迎えるおかやまマラソンは、全国で多数開催されているマラソン大会の中でもランナーの満足度や評価が最も高いとされる大会の一つです。フルマラソンの他に5.6kmのファンランもあり、今回はフルマラソンに約1万5000人、ファンランには約1,300人が参加しました。
岡山市の中心部に位置する岡山県総合グラウンドをスタート・ゴールとするフルマラソンは、岡山市南部の干拓地を折り返しとして、岡山城や日本三名園の一つ岡山後楽園などの観光拠点の周辺を巡る日本陸連公認コースとなっています。今年は天気に恵まれ、気温が少し高めでしたが、それでも出場者の約9割が完走し、完走者には岡山特産の桃を形どった備前焼と真田紐(ひも)を組み合わせた第5回大会限定モデルの特製メダルが贈られました。
フルマラソン11月10日8:45スタート
毎年11月の第二日曜日に行われるこのおかやまマラソン。テクノプロ・IT福岡RCの伊丹さんは、今回で3回目の出場となりますが、17年大会では自身初のサブスリー(フルマラソン3時間未満でゴール)を達成した思い入れのすごく強い大会の一つで、さらには実家が岡山ということもあって、現在住んでいる福岡で同じ日に開催される福岡マラソンはそっちのけで「おかやまマラソン」に参加しているそうです。
前日から安定した天気が続き、大会当日は雲ひとつない良い天気。8時過ぎにスタート地点の岡山県総合グラウンドに到着後、早速同じ福岡からこの大会に参加のテクノプロ・エンジニアリング社の仲村さんと合流。
仲村さんはJSGU九州支部議長をしているため、伊丹さんとはこれまでも組合の行事等を通じて親交があります。また、仲村さんは、伊丹さんがライフワークにしているマラソン参加数に負けず劣らずのマラソン好きとのことで、毎年シーズンに入ると各地のフルマラソンを転戦しているという強者だそうです。
二人で記念写真を撮った後はお互いの健闘を祈って固い握手を交わし、スタート時間が刻一刻と迫る中、スタートブロックに整列。
そして迎えた8時45分。天気は快晴、気分も爽快、気持ちよくフルマラソンがスタートしました。
スタート後しばらくは岡山駅周辺の市街地を走り抜けます。マラソンのために交通が規制されていたおかげで路面電車と並走という、普段では考えられない体験も楽しめました。
市街地を抜けると一路国道30号を南下。1時間で約15kmを走り、この先の18km地点で折り返しとなります。辺りは市街地とは趣が異なり一面に田畑が広がる、いわゆる地方の国道といった風景。それでも、観戦に来てくれたたくさんの方やボランティアの方の切れ目がなく、沿道からずっと声援を送ってくれます。こんなところもおかやまマラソンがランナーからの評価が高い理由のひとつです。
おかやまマラソンでも他のマラソン同様に数多くのエイド(給水所)が設けられています。エイドで振る舞われる岡山名産のマスカットや名物きびだんごをはじめ、おかやまマラソンでは目玉エイドとなっている「ラーメンエイド」など、エイドに工夫が凝らされているところも、マラソンファンにとっては嬉しいところで高評価につながっています。
今回、伊丹さんはそんな名物エイドを中心に紹介することを考えていたそうですが、いざ走りだしてみるとそんな余裕は無く、折り返し直後の20kmを過ぎる頃には早くも後続ランナーに次々と抜かれる状況で、エイド紹介どころではなかったそうです。
それでも「折角、参加したので、コレだけは」という思いがあり、ゴールまで残すところ10kmとなった32km地点、ついに来ました、おかやまマラソン名物「ラーメンエイド~!」
ここでは、岡山で出店している5軒のラーメン店がランナーに自慢のラーメンを楽しんでもらおうと、器を並べて今や遅しと待ってくれています。伊丹さんは、前回大会ではラーメン店と一緒に出店している餃子屋さんで黄ニラ餃子を食べたそうですが、今回は「児島デニムラーメン」に挑戦。デニムラーメンの由来は、日本で初めてのジーンズが倉敷市の児島で作られたことにちなんで名付けられたとのことで、天然の藍(あい)を幅広の麺に練りこんだまるでデニム生地のような麺になっています。伊丹さんがデニムラーメンを堪能していた時は、伊丹さんを含め二人しかラーメンエイドにいませんでしたが、聞くところによるとその後大行列だったそうです。
ラーメンをおいしく戴いたところまでは良かったのですが、すっかり気持ちもゆったりしてしまい、残り10kmはさっぱりペースが上がらず、結局、本格的に走り始めてから最も悪い記録の3時間24分でゴール。伊丹さん自身は、昨年の100km壱岐ウルトラマラソンのラップタイムより遅いタイムだったことに、ちょっとショックだったそうです。
伊丹さんの言い訳と感想
フルマラソンで初めて履いたシューズがなんだか合っていませんでしたし、前日にバス代を節約するため受付会場まで往復35kmも走ったりしなければ、もう少し良いタイムで走れたと思ったりもしますが、大勢のボランティアの皆さんに支えられ、また、沿道からはたくさんの方に応援してもらえたおかげで完走することができ、やっぱりおかやまマラソン最高です。また来年も倍率2倍のエントリー抽選を突破して是非参加したいと思います。
直近でのフルマラソンは、1月26日開催の第14回天草マラソン大会と2月16日開催の熊本城マラソン2020への参加を予定しています。グループ社員の方でこれらのマラソンへの出場を予定されている方や、おかやまマラソンを走られた方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください!
編集部より 伊丹さんのバス代節約失敗談を聞いてちょっと調べてみましたら、日本経済新聞電子版でランニングインストラクターの斉藤太郎さんが12年間の一般ランナーを指導した立場から、マラソンで勝負強い人の傾向や2週間前の調整法について解説していました。ご存知の方もいらっしゃるでしょうし、個人差もあると思いますが、何かのご参考になればと思いご紹介します。伊丹さんの敗因も見えてきそうです。 それによると、とにかく普段通り・平常心が大切だそうです。レース前に何か特別なことをしたり、食生活を変えたりしてはダメで、練習は本番前2週間までに終了し、本番で力を出し切る工夫をすると良いとのことです。 *レース目前、マラソンで勝負強い人の5つの傾向 |
(2019.11.17)