福岡の釣り好きが集まって結成された「北九州フィッシング愛好会」。普段はソロで活動したり、少人数で集まって気長に魚に向き合ったり、それぞれのペースで釣りを楽しんでいますが、今回は正式なサークル活動としては初めての開催。ようやく暑さも落ち着いた9月27日(土)、早朝から土砂降りの雨に見舞われ、記念すべき第一回目の開催が危ぶまれましたが、なんとか天候も回復し、開催することができました。
朝5時。辺りが真っ暗な中、まずはサークルの代表を務める濵﨑さんを中心に早起きメンバーが釣り道具店の駐車場に集合。思わず笑ってしまうほど強く吹き付ける雨の中、それぞれ車から降り立ち、決行の可否を相談します。天気予報を見ながら1時間後には雨雲が抜けると踏み、釣り道具店で餌を吟味しながら過ごしました。
道具も一通り揃った頃にはだいぶ小雨になったので、赤坂海岸(福岡県北九州市)へ向かいます。途中、暗闇の中に浮かび上がる対岸の工場群は遊覧船が出るほどの人気観光スポットです。
赤坂海岸は比較的初心者向けで、アジ、カワハギ、キス、クロ、マダイなどを釣ることができ、運がよければイカを釣ることもできるそうです。今回は海岸から仕掛けを遠くに投げて釣る「投げ釣り」と、餌をカップに入れたマキエサを落とし、集まってきた魚をマキエサに似せた針で釣り上げる「サビキ釣り」の2種類を用意し、初めて釣りをしたメンバーも第一投目でフグを釣ることができました。
魚のサイズが小さいため、基本的にはキャッチ&リリースですが、アジとキスは夕飯の食材として持ち帰ったメンバーもいました。
マイペースに釣りを楽しむ北九州フィッシング愛好会ですが、今後はさらに活動の頻度も増やしたいと代表を務める濵﨑さんは話します。これから寒さが厳しくなっていきますが、雪の日でも全く問題ないと釣りに対する熱い思いを秘めたサークルでした。
(2019.09.27)