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新入社員座談会 ~テクノプロに入社して今、思うこと。そしてこれからの後輩達へ。~  

PROFILE

折井 翔平

カーオーディオのソフトウェアの評価を担当

中村 崇紘

自動車のパワートレイン部品の設計を担当

武森 祐貴

自動車用マイコンの設計・開発を担当

橋本 友幸

SSDの設計・開発(ソフトウェア)を担当

青山 瞳

自動車の機能安全に関する評価を担当

2016年4月入社の5人。仙台、水戸、八王子など、さまざまな請負事業所、派遣先で働いていますが、全員、テクノプロの新人たちです。研修期間を含め、入社して約5ヶ月が経過したタイミングで集まってもらい、なるべく堅苦しくなく、リラックスしたムードで座談会を決行。テクノプロに入社して思うこと、そしてこれからテクノプロに入社する後輩たちに向けてのメッセージなどを聞きました。

なぜテクノプロに入ったんですか?

まず、みなさんは就職活動を行う中で どのようにテクノプロを知り、どんな経緯でテクノプロを選んだのか、 教えてください。

青山:テクノプロを知ったのは、ごく普通に大学のキャリアセンターで紹介されたのが最初です。アウトソーシング業界の中の一社として教えてもらいました。ただ、私の場合はその前に別の会社の内定ももらっていたんです。そちらは航空会社のカウンター業務だったんですけど…。

橋本:じゃあ航空会社を蹴って、テクノプロに入社したんだ?

青山:そう。12月までは自分で航空会社に入るんだと思っていたんですよね。でも12月の途中でいきなり考えを変えました。理由は卒業論文です。電気回路関係の卒論に取り組んでいたんですけど、書いているうちにだんだんと「やっぱり技術系の仕事に就きたい」と思うようになったのが一番の理由だったんです。それでテクノプロの会社説明会に行ったのが入社のきっかけです。

武森:僕の場合は関西の大学で電気電子工学を専攻していて、最初から電気関係に行こうかなとは思っていましたね。同じ大学の同期はメーカーへの就職を希望する人が多くて、もちろん僕も比較はしたんですけど、どうもいろいろ調べていくうちにメーカーは自分には合わないんじゃないかと思うようになったんです。メーカーって会社に縛られるというか、仕事の範囲が限られてしまうんじゃないかという思いが出てきまして、それで、もっと自由に幅広い仕事ができそうなテクノプロを受けてみようと思いました。

橋本:僕はメーカーもテクノプロも、どちらも受けました。幸い、両方から内定がもらえたんですが、最終的にテクノプロを選んだ格好です。理由は、会社説明会や面接でいろいろと話を聞いてみて、自分が早く成長して仕事ができるようになるのはテクノプロのほうだろうと判断したからです。ゆくゆくは技術者として力をつけてチームリーダーになりたいという希望もあって、そこに早く行き着くにはこの会社だろうと思いました。

折井:僕はもともと技術系の仕事をやりたいと思っていて、業界を絞って会社を探していたらテクノプロにたどり着きました。同じ技術系の人材サービスの他社からも内定をもらえていましたが、比較した結果、より分野が広くてプロジェクトの数が多そうなほうを選んだら、それがテクノプロだったということです。とにかく自分のやりたいことができる可能性が感じられる会社に入りたいという思いで選びました。

中村:僕も理系の大学だったんですが、もともと広く浅くいろんな業界に興味があったんです。今、自動車関係の仕事をやっていて、これもその興味分野の中の一つですが、もしも自動車関係の会社に入社したらそれしかできない、何かもったいないという気持ちがあったんですよね。

折井:道が限定されるような気持ちだよね。

中村:うん、言い方を変えると、選択肢を残しておきたいということなんだけどね。だからアウトソーシング業界というのを知って、これならいろいろできそうだな、向いているかなと思ったんです。もともと就職するとき、個人的には職場の人間関係も気になる部分でした。もしもそれが上手く行かなかったらどうすればいいんだろうと。でも技術サービス業界なら、万一派遣先で人間関係が上手くいかなくても、次の選択肢があるわけですよね。転職という形を選ばなくても、派遣先を変えるという余地があるのはいいなと思ったんです。これはすごくありがたいシステムだなと感じて、受けてみようと思いました。

テクノプロに入社してみて、 今、思うことは?

実際にテクノプロに入って、5ヶ月間ほどが経つわけですが、 仕事をしてみて今、どんな実感を持っていますか?

青山:入社前に想像していたより、ずっと大事にされているなと感じます。兎に角その印象が一番大きい。私は水戸支店に所属しているんですけど、支店の営業の人がすごく親身なんです。「不安なことがあったらすぐ電話して」と常に言ってもらえるし、どうでもいいような雑談でも話を聞いてもらえます。ダイエットしたい、とか、何でも(笑)。もちろん、仕事のことを相談するのがメインなんですけど、そのときに本当に何でも話せるような雰囲気がある。支店長も、飲み会なんかで気さくに話をしてくれるので、とても話しやすいし、働きやすいです。

橋本:僕もそれは感じる。最初に面接をしてくれたリクルーターの人がいるんですが、いまだに良き相談相手になってくれているし。

中村:支店の人は本当に優しいですね。派遣先から支店に戻ってくると、帰ってきた感がある。仕事先から家に戻ってきたような感覚。「あ、中村君、お帰り」みたいなムードなんです。

青山:あるある(笑)。

武森:確かに、支店の人や営業の人はすごく話しかけてくれますね。コミュニケーションをすごく大事にしてくれているんだろうなと思います。ただ、これは、ちょっと言っていいのかわからないんですけど……。

中村 :えっ、何?言ってよ(笑)。

武森:それってね、こういう言い方はどうなのかわからないけど、僕らがいわば商品だからだと思うんです。人材サービス会社にとって、社員は商品ですよね。商品としての価値があるからそれなりの待遇や環境を与えてケアをしてもらえる、そういうことだと思うんです。逆に言えば、もしも価値がないと判断されれば、そういうケアも受けられなくなるわけだよね。

青山:そういうことね。わかる気がする。

武森:でも、そのことはわかった上で入社したんだから、全然いいんですよ。むしろ、仕事って甘いものじゃないんだということをきちんと自覚しておくことは大事だと思う。支店の居心地がよくて、話を聞いてもらえて、手厚くケアしてもらっている、それはなぜなんだろうということを考えることもきっと必要ですよね。そういう風に考えていれば働き方も変わるのかなと思います。最近、そんなことを考えたりもする。

中村:会社は背中からサポートしてくれる存在だという実感はあるよね。

武森:そうそう、派遣の場合は社外で仕事をするわけだから、会社は後ろから支えてくれる存在だよね。もしもそれを踏みにじってしまったら、それはもう自業自得。仕事をする以上、ちゃんと僕ら一人ひとりがテクノプロを代表するつもりで、責任を持たなきゃいけないわけで。

橋本:そういう感覚でいいのかもしれないね。

折井:責任感というのは実際に感じるよね。僕の場合は、派遣先の人にも言われることがあります。派遣先の人もすごくよくしてくれるけど、一方で、成果を残さなければ派遣技術者を受け入れる意味がない、というような空気を感じることもありますよ。

橋本:お客様にとっては、僕らが新人であるかどうかは関係ないことだからね。もちろん、ある程度はまだ駆け出しだということで差し引いて見てくれてもいるんだけど、実際に仕事は発生しているわけだから、成果は出さなければならない。

折井:それは逆に、自分が成長しやすい環境なんじゃないかなとも思う。こないだ実家に戻ったときに、メーカーで働いている同期の友達と会って話をしたんです。「今、どんな感じ?」とか。それで仕事のことを話すと、「折井、もうそんなことやってるのかよ」「俺はまだ研修中だよ」って。あるいは、研修は終わっていても、まだ軽い仕事しか任されていないっていう友達もいた。僕が任せられている仕事はまあまあ本格的な内容だったから、だいぶ差がついちゃってるなと思ったんでしょうね。

橋本:僕の場合は、派遣先に同業他社の人が3人いるんです。それで最初に思ったのは、テクノプロは研修がしっかりしているということでした。入社すると最初にビジネスマナー研修があります。1ヶ月くらい研修があって、その後、実際に配属される前の1週間くらいを使って、さらに配属先に合った実務研修のようなものがあるんです。僕の場合はそこで、3DCADの研修を受けたんですが、この研修での知識が仕事ですぐに役に立ちました。他の会社から派遣されてきた人たちはこのような研修を受けていなかったから、結果的にその時点で差がついたと思います。テクノプロは、そういうピンポイントで必要な知識を与えてくれるんだなと実感した瞬間でした。おかげでいいスタートダッシュが切れたんだよね。

テクノプロでの働き方について、 両親にはどう説明しました?

少し話が戻ってしまいますが、テクノプロに就職すると決めたとき、 ご両親などにはどんな会社だと伝えたんでしょうか? 派遣という言葉を使うと誤解を生みやすいという側面もあると思いますが。

橋本:派遣という言葉を親は気に入らないだろうなと思ったので、東証一部上場グループの会社だということを先に言いました(笑)。

中村:あ、それは僕も言った(笑)。

橋本:あとは確か、アウトソーシング業界のトップクラスの会社だという風に言いましたね。

武森:僕は普通に派遣だよって言いました。そしたら親は「派遣やるん?」って言ってましたね。これが一般的な反応だと思います。実際には僕たちはテクノプロの正社員なんですけど、大抵の人は派遣スタッフと聞くと契約社員を思い浮かべるんですよね。そのイメージで一括りにされてしまう。だから、それをちゃんと説明して、技術者派遣のイメージを変えないとダメだと思います。正社員として雇用されて、請負があったり、派遣があったり、本社や支店で働く人もいる、ということから全部説明しました。

青山:納得してもらえた?

武森:うん、大丈夫だった。まあ、もともと僕のところは家が自営業なんで、あんまり会社に対するこだわりがないというのもあったからかもしれない。じっくり話を聞いてくれた後で、「それならええんちゃう」って言ってくれて、「じゃ、そうするわ」みたいな感じでした。

中村:うちは正社員だということを一番強調したかなぁ。派遣という言葉は最後に使った。

青山:私は親が「早く結婚して欲しい」みたいな感じだから、就職先はたぶんどこでもよかったような気がします(笑)。「ああ、派遣なんだ」というような反応だった。たぶん、男性よりは全然抵抗なく受け入れてもらえたと思います。でも、実際のところ私自身は長く働きたいと思ってこの働き方を選んだんですけどね(笑)。結婚して、子どもを生んでも復帰しやすいということも考えた上でテクノプロに決めた感じです。

折井:うちはかなり説得しましたね。最初はいい反応はなかったです。というのも僕の両親は2人ともメーカー勤務なんです。それで「派遣切り」という言葉が広まった時代に、それをリアルタイムで目の当たりにしているんですよ。だから自分の子どもが派遣で働くと聞くと、そのイメージが強すぎたんだと思います。もちろん、東証一部上場だとか、そもそも派遣といっても、僕がやろうとしている仕事は技術者派遣であって、派遣元とは正社員として雇用契約を結ぶから派遣切りとは関係ない、ということも一から話しました。全部説明したんですけど、「いや、でもどうなるかわからない」って言うんです。「あのときだって、誰もそんなことが起きるとは予測できなかったんだから」って。

中村:絶対反対だったんだ?

折井:反対されても、押し切って入社した(笑)。で、入った後もずっといい顔はしてなかったんだけど、初任給をもらったときに、よしって思って、全部それを親のところに持って行って見せたんだよね。「初任給、これだけもらった」って。そしたら、そこで初めて、安心してもらえたらしいんです(笑)。それからは、両親も自分たちでも調べたりしたんだと思うんですが、認識を改めてくれて、「しっかり頑張りなさい」って言ってくれるようになりました。ただ、自分としては、入社前にちゃんと説得したかったという思いはありますね。

武森:親の世代もそうだけど、同世代でも派遣という言葉にアレルギーがある人は多いよね。実際に、テクノプロみたいな技術者派遣、アウトソーシングの実態を知っていれば納得するんだけど。就活生とかでも、その誤ったイメージだけで選択肢から外している人が多い。

青山:もったいないよね。

武森:もったいない。でも実際に知らないから、イメージが崩れない。説明会とかに行かないと、新しい知識として入ってこないんですよね。

橋本:僕の大学は国立大で、就職先を考えるときって、大半の人が安定を求める。その人たちからすれば、「なんで派遣で働くの?」「将来が怖いじゃん」というイメージ。でも、実態を知っていれば、この働き方ってメリットがすごく多いことに気づくんですよ。配属先や仕事をある程度自分の意志で選ぶことができるし、研修制度もしっかりしている、自分が頑張れば絶対に損はしない、キャリアアップの道も用意されている……。安定なんかよりそっちのほうが断然いいと思って、僕はこの会社を選んだ。で、それをちゃんと説明すると納得してくれる人もいて、実際に後輩の何人かはテクノプロに興味を持ってくれています。

折井:後輩を誘ってるんだ。

武森:安定という面では、メーカーだから安定しているとは言い切れないと思うね。

中村:最初からどんどん仕事を任せてもらえるし、残業をすれば残業代もしっかりもらえるし、資格を取れば給料もガッと上がるし、努力した分が給与としてもらえるのは断然こっちだと思うんだけどなぁ(笑)。

橋本:入社してからの選択肢があるという話もさっき出ましたけど、実際、僕の場合は最初に派遣された先は分野違いだったので、どうも上手く仕事についていけなくて、営業さんに相談して別の派遣先に変えてもらったんです。でも、その経験も無駄になったとは思っていなくて、知らない知識も得られたし、職場の雰囲気も知ることができたし、すごくタメになっています。それに、仕事とのマッチングは、支店の営業さんから「こういう仕事があるよ、どう?」って提案してくれて、こちらが興味があればOKを出して、そこで初めて具体的に話を進めるという形なんですよ。その結果、仕事が合わないなと思えばこちらから断ることもできる。メーカーでは、仕事の選択肢がこれだけ広く準備されているという事は、なかなか無いんじゃないかな。決して、わがままばかり言って良いということではないですが、すごく合理的な方式だと思います。そんな意味でも、技術サービスで一番大事なのは、コミュニケーション能力かもしれないです。営業さんや支店の人とコミュニケーションを密にとることが仕事に直結するし、お客様とももちろん、信頼関係を築くことが必要だし、自分からやりたいことは何かというのをアピールすることも大事。それができないと、そもそも仕事にならないかもしれないしね。

中村:コミュニケーション能力は必要だよね。それがないと損しちゃう。

後輩にメッセージとアドバイスをください

最後に、テクノプロの先輩として、 これから社会に出る後輩に何かメッセージやアドバイスをもらえますか?

橋本:テクノプロには自分の知識や技術をもっともっと向上させるという目標を実現できる環境があります。だから、たくさんの技術を学ぶスーパーエンジニアを目指すなら、テクノプロに入るといいと思います。

――「スーパーエンジニア」って何ですか?

橋本:わかんないです、今、考えました(笑)。でも、いいと思います、スーパーエンジニア。一つのジャンルにとらわれない、いろんなことを吸収できるエンジニアっていう感じで。僕も目指しています(笑)。

青山:たくさんの仕事を経験できるというのは自分の経験値になると思います。それができるのがテクノプロのいいところじゃないんでしょうか。あと、アウトソーシングって、1人だけで頑張る職業じゃないと思うんです。いろんな人とのつながりを大事にして、協力し合いながら一緒に頑張っていく、そういう人間関係が大事な仕事だと思います。なので、ぜひ一緒に頑張りましょう。それと、私は配属先で大事にされていると感じます。それは甘やかされてるとか、甘えようとか思うんじゃなくて、素直に大事にされていると考えて頑張ればいいと思います。

折井:自分の技術力を高めたいという人にとっては、いい会社だと思います。あと、コミュニケーション能力の話が出ましたけど、コミュニケーション能力が高いと思っている人でも、社会に出ると最初は決して高くないと思うんです。というのも、大学生の「コミュニケーション能力が高いです」っていうのって、同期とか、せいぜい1つ2つ先輩との間のものなんですよね。いわゆる雑談ですよね。ビジネスの現場でのコミュニケーションはそれとは性質が違うし、相手も50歳、60歳の方だったりもします。雑談ではなく、正確な情報把握と分かりやすい情報提供が必要だと思います。だから、今のうちに教授とか、学長とか、そういう人たちと話すことを積極的にやってみるといいかもしれません。それができて、やっとスタート地点に立てるくらいだと思います。頑張ってください。

中村:僕は就活を始めたときに、漠然とエンジニアになりたいとだけ思っていました。でも何をしたらいいのかわからないし、自分が何をしたいのかもわかっていなかった。だからこそテクノプロを選んだといえます。入社してみて思うのは、目の前にまだたくさん選択肢があって、自分がこれからどんな分野に興味を持つのか、挑戦できるのか、ワクワクできるということです。大学4年生の時点で明確にやりたいことが決まっている人は実は少ないと思います。そういう人にとって、この会社はやりたいことが見つけられる会社なんじゃないかと思います。おすすめですね。

武森:僕も自分が何をしたいのか明確に決まっていなかったクチです。そういう人間が求人情報でチェックするのは給与だと思うんです。月いくらもらえるのか、有給休暇はどうなっているのか、福利厚生はどうか……そのあとにどんな仕事なのかなと思って内容を見るんですよ。少なくとも僕はそうでした。それで選んだのがテクノプロです。で、今は僕の場合、チームリーダーを目指すことも頭にあるんですが、技術職として経験を積んだ先に営業をやるのもいいんじゃないかという気持ちも芽生えてきています。あとは社内に、CDA=キャリアデザインアドバイザーという、社員のキャリアアップをサポートする職種があるんですけど、これを目指してみるのも一つの道かなとも思っています。つまり、技術職以外にも道がたくさんあるんです。それがテクノプロの面白いところですね。 それともう一つ、仕事は意気込みや主体性が大切ということも言っておきたいです。仕事はどこでやってもそうだと思いますが、しっかりした気持ちがないとやっていけません。コミュニケーション能力もそうなんですけど、技術者と言っても、ただ単に技術力が高いだけじゃダメだと思います。それを自覚していることがすごく大事。

橋本:そう思う。技術者は技術のことだけ考えていればいいというのは、今はもう絶対あり得ないですよね。

その点はみなさん、同じ意見のようですね。 本日はお忙しいところ集まっていただき、貴重な意見が伺えたと思います。 ありがとうございました。

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