CSR・ボランティア活動

女川桜守りの会「大漁桜の植樹」に参加(宮城県牡鹿郡女川町)2019

2019年3月9日(土)と3月10日(日)の2日間、宮城県牡鹿郡女川町の「女川桜守りの会」が主催する大漁桜の植樹にテクノプロ・グループの従業員が参加させていただきました。テクノプロ・グループは、毎年女川町の植樹に参加していて、今回で4回目となります。
今回は東北地方の拠点に所属する技術職を含めたすべての従業員の皆さんを対象に参加者を募集。その結果、テクノプロ・デザイン社、テクノプロ・エンジニアリング社、テクノプロ・R&D社、テクノプロ・コンストラクション、ピーシーアシストから技術職を中心に総勢21名が参加し、グループ横断的な活動となりました。

 

初日の3月9日は、植樹の準備作業として穴掘りを行いました。深さ約60cm×直径約60cmの穴を掘るのですが、線路わきの地面は思った以上に固く、写真で見るよりなかなか大変な作業です。交代しながらスコップや固い地盤を掘る専用器具を使って穴が掘り終わると、苗木を支える支柱(通称「鳥居」)を打ち込んで固定し、ここで午前中の作業は終了。丁度おなかも空き、全員揃ってトレーラーハウス“エルファロ”で昼食となりました。午後は、昨年までに植樹した大漁桜への肥料やり、そして傷んでしまった鳥居の撤去などのメンテナンス作業を行いました。

 

2日目の3月10日は、地元の皆さんと一緒に桜の苗木15本の植樹を行いました。植樹にあたり、桜の専門家の会の方から注意事項を聞き、参加者全員手分けをして植樹に取り掛かります。

大漁桜の植樹を進める「女川桜守りの会」の想いは、『トンネルを抜けたら、桜の街女川』。これまで、テクノプロ・グループは主に女川駅周辺の植樹をお手伝いして参りましたが、4回目となる今回の植樹により駅周辺には約100本の大漁桜を植樹することができました。テクノプロ・グループは、満開の大漁桜を見ることができる日を心待ちにしながら、今後も女川町の植樹をお手伝いして参ります。

(2019.03.10)

 

「~とりもどそう 笑顔あふれる女川町~」

2011年3月11日に発生した東日本大震災で、最大高14.8mにもおよぶ津波により女川町は全体の約9割にあたる3,934棟の住家が被害を受け、被害総額は推計785億4,680万円となりました。この未曽有の災害を受け、同年9月には女川町復興計画策定委員会により『女川町復興計画~とりもどそう 笑顔あふれる女川町~』が策定・発表されました。

 

安全で暮らしやすい場所での生活再建 『住みよい港町づくり』

女川町では、住環境面における復興方針『住みよい港町づくり』に従い、津波の遡上や標高などの調査結果を踏まえて地盤高を決定し、平地部においては“かさ上げ”事業を実施。町民の意向を受け、居住地の規模や住宅の戸数等の計画を定めて高台やかさ上げ後の内陸部の宅地整備を図っています。
女川駅前商店街の中ほどにある「女川町まちなか交流館」では復興計画や復興の様子のパネルが展示してあり、それによると、Aエリアは居住地、Bエリアは商業施設や津波避難ビルなどの市街地、Cエリアはメモリアル公園や漁港施設、などのように土地の高さ別に女川町全体の用途を定め、居住地となるAエリアは東日本大震災と同程度の津波に対しても浸水しない高さとなっています。

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